バレエのターン、ピルエットのコツを知りたい方も多いのではないでしょうか。
最もポピュラーで、一番最初に練習するターンなのですが、体がふらついてしまったり、目が回ったり、顔が正面につかなかったりなど、子供がうまく回れずに苦労しているかもしれません。
そこで今回は、ピルエットのコツと練習方法について解説したいと思います。
回る練習をたくさんすることで、ターンの感覚がつかめてきます。
お子さんにアドバイスしながら、うまくターンができるよう一緒に頑張っていきましょう。
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一番最初に練習するバレエのターン、ピルエットのコツは、肩、腰、お尻の水平ラインを保つこと
ダンサーたちは皆背筋がすっと伸びてきれいな姿勢で踊っています。
豊かな音楽性や芸術を愛する心が育ち、そして姿勢が美しくなるということで小さいうちからバレエを習う人が増えています。
バレエを習う人にとって、最初にぶつかる壁がターンではないでしょうか。
うまく回ることができないと、練習にも行きたくなくなってしまうかもしれません。
バレエのターンで悩んでいるようなら、ピルエットにはコツがあることを教えてあげましょう。
ピルエットのコツは回る時に肩、腰、お尻の水平ラインを保つこと
グラグラしているものは速く回ることはできません。
お腹をしっかり引き上げて、体の中心を意識するようにしましょう。
回る時は脇の下の力で腕を支える感覚を持ちましょう。
そうすると手と手が離れずに、うまくターンすることができます。
手と手が離れてしまうとそれだけ中心がずれてしまいます。
しっかりと脇の下の力で腕を支えましょう。
肘が下がると美しくありませんし、回る時バランスも取ることができません。
肘も下がらないように、床と水平ラインを常に保つようにしましょう。
ポピュラーなバレエのターン、ピルエットで目が回らないためのコツ
バレエといえば、華麗にくるくると回っているバレリーナのイメージが思い浮かびます。
くるくる何回も回っていても、目が回らないのは、ちょっとしたコツがあるのです。
目線の目標物を決めること
壁の時計でも何でもいいので、回る時に見つめる一点を決めます。
目線より高い位置にあるものが良いでしょう。
回る時は、なるべくその目標物から目を離さないようにしましょう。
回る前もその目標物を見て、首は回るギリギリまで見て、回転したらまた目標物を見るようにします。
こうすることで頭の位置が安定してぐらぐらしません。
バレエのピルエットのコツは、ターンの時に中心となる軸を見つけること
速く回るどころか、グラグラよろよろして、すぐに倒れてしまうでしょう。
逆に言うとこのことは、中心となる軸さえ見つけることができれば、ピルエットはできるということになります。
家でもできることなので、ぜひとも体の中心軸を見つけましょう。
ピルエットは片足で回るので、足首を強くするためにルルベの練習を繰り返すこともおすすめです。
慣れてきたらパッセで立ってみましょう
パッセした足のつま先の位置はなるべく高く保ちます。
グラグラしない位置を見つけたら、それが中心軸です。
目線が下ると頭も前傾気味になり、すぐにフラフラしてしまいます。
あごも引きすぎないようにしましょう。
あごの角度は90度くらいを意識して、首はまっすぐ頭は高く保ち、目線も高くすることがバレエでバランスを取るコツのひとつになります。
バレエのターンに必要な中心軸を見つけるには練習を重ねるしかない
中心軸を見つけるには、練習を重ねるのが一番の早道です。
練習しかないと言えるでしょう。
地味なことかもしれませんが、この中心軸を見つけるという基本をおろそかにすると、これから習うもっと高度な踊りもうまく踊ることはできません。
イメージの力を使って楽しく練習していきましょう。
中心軸を見つけるイメージは、串にささったお団子のイメージでしょうか。
自分の体にも頭のてっぺんからお尻まで、一本の串が通っているとイメージしてみて下さい
頭の髪の毛一本で天井から吊られているイメージも体がまっすぐになりますね。
バレリーナが普段から優雅に見えるのは、やはりこのいつも姿勢がいい、という事も言えるでしょう。
普段からまっすぐな姿勢を意識して生活してみるのも良いことです。
学校の勉強なども前かがみになる事ばかりなので、姿勢はお母さまが注意して見てあげると良いかもしれません。
片足で立つのに慣れるまでは、ルルベで中心軸を見つけるように練習しましょう。
どの位置なら体がグラグラする事なく踏みとどまっていられるか、自分で見つけていくしかありません。
ピルエットで一点を見つめることができない時の対策
ピルエットで一点を見つめることができない時は、何か目立つ色ものを用意してみましょう。
大きさはあまり大きなものは視線が集中しにくいので適していません。
野球ボールくらいものが適しています。
適当なものが無ければ、目立つ色の紙を適度な大きさに切って使ってみるのも良いでしょう。
こういったものを、目線以上の高さのところに貼るなどして練習しましょう。
目線は最初に目標物を見たそのままの高さで、頭の高さを動かさず、回りきったら必ず目標物をまた見る、と決めて繰り返し練習してみましょう。
お子さんの努力が成功体験として自信がつくように、お母さまも応援したいものですね。