離乳食を始める時に必ず作る「10倍がゆ」。 作り方はいろいろありますが、ご飯からまとめて電子レンジを使って作る方法がとても簡単です。そして作った後は、1食分ずつ小分けにして冷凍保存しているママも多いようです。
そこで今回は、ご飯からまとめて作る10倍がゆの作り方と冷凍保存方法、その後の解凍方法について説明します。冷凍保存した10倍がゆは1週間以内に食べきるようにしましょう。
また、10倍がゆはいつから始めなくてはいけないと決まってはいません。赤ちゃんに合わせて始めるようにしましょう。
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【レンジで作る10倍がゆ】ご飯からまとめて作る方法
- 炊きあがったご飯50gを計量器で量るか2分の1カップ測るかして耐熱ボウルに入れます。
- 水200mlを入れてご飯を軽くほぐしてから600wの電子レンジで4分間加熱します。
- 加熱後一度ご飯を混ぜ合わせてからボウルにラップを掛けて、電子レンジ庫内で5分~10分蒸らします。
- 蒸らしたご飯は、暖かいうちにブレンダーでペースト状に細かくすり潰し(ブレンダーがなければすり鉢を使って下さい。)、米の粒がキレイに潰せたら完成です。
電子レンジを使うことで火加減の調整はいりませんし、おかゆを焦がす心配もありません。
ご飯からまとめて作った10倍がゆの冷凍保存方法と解凍について
10倍がゆを食べる量にもよりますが、冷凍する時には「製氷皿」「小分け皿」「冷凍用保存容器」などを利用するのがおすすめ。
10倍がゆは「1食分ずつ」に小分けに冷凍する
離乳食を開始したばかりの段階であれば、製氷皿で冷凍した10倍がゆを、製氷皿から取り出して保存袋に詰めておくと取り出しやすくて便利です。
出来たての10倍がゆはまだ熱いので、そのまま冷凍庫に入れるのは気が引けてしまうかもしれませんが、常温で冷ますとその分雑菌の繁殖が心配になります。
解凍する時には、小さじ1程度の水を回しかけてから解凍する
10倍がゆがモタモタとした食感になるのを防いでくれますので、必要であれば解凍後にも湯冷ましを溶くなどして、水分量を調節してから与えるようにして下さいね。
10倍がゆをアレンジ!赤ちゃんに食べさせてあげましょう
離乳食を始めると、どんどん新しい食材に赤ちゃんが触れることになるので、お気に入りの味が見つかった時には、慣れた味を嫌がったり、飽きてしまったりすることもあり、お母さんを悩ませますね。
10倍がゆに飽きてしまった時は、食材を混ぜてアレンジおかゆにする
10倍がゆに直接混ぜて作ってしまっても良いですし、すり潰した食材を10倍がゆの上にトッピングして少しずつ混ぜながら食べさせても良いですね。
アレンジにおすすめの食材
- ほうれん草がゆ
- カボチャがゆ
- じゃがいもがゆ
で、それぞれ茹でて柔らかくすり潰したものをお粥に混ぜるだけで完成です。
トッピングにおすすめな食材
- しらす
- 人参
- りんご
などで、すり潰したものを10倍がゆの上にトッピングして、少しずつ混ぜながら与えることで、大人がご飯にタラコや筋子を乗せるような感覚で食べられますので、飽きた時には最適な方法ですよね。
ご飯からまとめてレンジで10倍がゆを作る場合の注意点
電子レンジで10倍がゆを作るときの注意点について説明します。
少量ずつ作るのであればさほど心配はいらないのですが、今回のように50gのご飯でまとめて10倍がゆを作る時に注意したいのが「吹きこぼれ」で、気づいたら電子レンジの回転皿がご飯でベタベタになってしまうことがあるので、作る時には深さのある耐熱ボウルを使用して、特にはじめて作る時には庫内の様子を覗きながら、吹きこぼれがないかどうかのチェックを行うようにしてください。
50gのご飯に対して200gの水を入れて電子レンジにかける
これはあくまでも目安で、お使いの電子レンジによっては水分量が少なすぎる場合があり、出来上がりがネバネバと粘り気の強いおかゆになってしまうことがありますので、その際にはお湯を少量ずつ足しながら、ちょうど良い固さに調整してください。
離乳食は赤ちゃんに合わせてすすめていきましょう
私は保育関係の仕事をしていたことがあり、お母さんたちから離乳食の進みが悪いことや食の好き嫌いについて良く相談を受けることがありました。
初めての子育てでは、周りの友だちの話が育児書代わりだったり、離乳食などの専用の育児本が頼りだったりする新米お母さんたちがほとんどですから、その通りに離乳食が進まなかったり、「食べてくれない」「進みが遅い」「同じ月齢の子と違う」などの問題があったりすると、お母さんたちをひどく落ち込ませることがあります。
しかし、離乳食を始める時期、ステップアップする時期、食べる量は赤ちゃんによって異なりますし、育児書に書かれてあるのはあくまでも目安で、その通りぴったりと物事が運ぶ家庭はごくわずかです。