【ピラティスを家で始めよう】初心者が一人で始める時の心得

今よりも若いころは、体重やお腹周りのお肉が気になったら食べる量を調整する事ですぐに痩せる事ができたという人も、年齢を重ねたり出産を経ると今までの手法では体の余計な肉を落とす事ができなくなったという人もいるかと思います。

そこで自分でできる事と言えば運動ですが、子供がいるとなかなか自分の時間を確保するのが難しいものです。
ピラティスなら家でそれほど広いスペースを使わなくても体を動かす事ができます。

無理の無い範囲でできる所から運動をして健康的な体を手に入れましょう。

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家でピラティス!その前に知っておきたい事

一時期は日本の片田舎でもヨガが流行して、私の祖母も健康維持のためヨガ教室に通っていたほどです。
大体2000年代にヨガをしている人が増えた印象がありますがそのころから様々なエクササイズの名前を聞くようになりました。
ピラティスもその一つで、名前は聞いた事はあるけれど具体的にどのような運動なのかは分からないという方も大勢いるかと思います。

ピラティスとは

ピラティスとはそもそも第一次大戦中に負傷した兵士のためのリハビリの一環として作られた運動です。
時を経て今では運動初心者やアスリートも体を鍛えるために行うエクササイズの一つになりました。

ヨガはストレッチの要素が強いのですが、ピラティスは筋トレが中心のエクササイズです。

腹筋を使って体幹を鍛えるという運動で、そもそもがリハビリのために作られたエクササイズですからそれほど激しくなく寝た状態でする事ができるものが多いのが特徴です。
筋トレと同時に呼吸も意識しなくてはなりませんのでリラックスした状態で体を鍛える事ができます。

正しくインナーマッスルを鍛えると長年悩まされていた肩こりや腰痛も軽減する効果が期待できますので、お家でピラティスを始めてみましょう。

ピラティスは家でもできる

ピラティスは大掛かりな装置を使う事もありませんので、家で気楽に始める事の出来るエクササイズです。
しかし、体の外からは見えない筋肉を意識して行う必要がありますからできればピラティス経験者にやり方を教わる方が良いでしょう。

ピラティスを家でやるのなら

ピラティスをこれから始めるのなら、プロに指導してもらって効果的な動きや呼吸の仕方を教えてもらう事が一番良いです。

しかし仕事をしていたり小さな子供がいると、なかなか一人の時間を作る事ができないのでジムやスタジオに通う事は現実的に不可能という人もいるかと思います。
私もお腹周りの肉が本当に気になるのですが、子供が三人いてパートもしているとと定期的にジムに通う時間を作る事は不可能です。

そのような時でも家でできる運動を教えてもらう事は可能です。

DVDやオンラインで指導してくれる動画を使えば、直接では無くても分かりやすくエクササイズのコツを掴むことができます。

本などのテキストでもエクササイズのやり方を説明してくれるものはありますが、動画で見た方が分かりやすい事もありますので、本と動画を合わせると更に効果が現れやすいかもしれません。

結果は別としてですが、私は痩せるために色々な事を試してきました。
今まで経験したのはダンスでエクササイズをするものが多かったのですが、複雑な動きでもちゃんと分かりやすく動画で説明してくれると意外と動けるので、初心者がピラティスを始めたい時にはプロが指導している動画を見てみる事をおすすめします。

家でピラティスをしたいならこれを用意して

これからピラティスを始めるなら、これはあった方が良いというものがあります。
家にある物で間に合うものも多いのですが、参考にしてみてください。

ピラティスのために用意したいもの

ピラティスは寝た姿勢で行う事が多いエクササイズですから硬い床の上では体が痛くて上手に動けないという事も考えられます。
ヨガで使うような人が一人寝られるくらいのマットがあると良いのですが、ヨガマットでは厚さが足りず、体が痛いかもしれません。
ピラティス用のマットがありますのでこちらを用意しましょう。
値段はマットの厚さによって変わりますが、16㎜前後のものを選ぶと床に体が当たって痛いというストレスから解放されます。

激しい運動ではありませんが、汗をたくさんかきますから吸湿性の良い服があると良いです。

吸湿性と併せて伸縮性がありウエストや関節を締め付けすぎないものを選びましょう。
袖がひらひらとしていてまくる事ができないような服は動きづらいので体にフィットする、スポーツ向けの服がストレスなくエクササイズができます。

ピラティスにハマり始めたら

始めたばかりですと自分がどれだけピラティスを続けられるか分からないという人もいるのではないでしょうか。

ピラティスを始めてみて楽しさを感じられるようになったら、取り入れてみたいアイテムもあります。
フォームローラー、オーバーボール、セラバンドと言ったアイテムはピラティスをより効果的にできるように作られたものです。
最初は無くてもできるものですから、ピラティスをこれからも続けられる自信がついた時に用意することをおすすめします。

ピラティスの第一歩、家で簡単にできる運動

家で特に道具が無くてもできる運動もありますので、ピラティスを始めようと思ったらまず部屋で試してピラティスを体験してみましょう。

美しいウエストのくびれを目指しての筋肉を鍛えようと思ったら上体を起こす動きで腹筋を鍛える事が多いかもしれませんが、この動きではウエストのくびれは作る事ができないのです。
ウエストにくびれが欲しい時には上体を起こす動きの腹筋ではくびれを作る事ができないのです。

ピラティスの他にもエクササイズでは有名な型の一つに「プランク」と呼ばれるものがあります。
プランクとは床にうつ伏せになって一定の姿勢を保つエクササイズです。
このように書くと簡単そうに思えるのですが、シンプルだからこそ奥深く筋力を使うので体に効いているのを感じられます。

まず床にうつ伏せに寝転んだら、肘を立てて上半身を起こします。
両肘は床に対して90度になるようにしてください。
それから頭を頂点にかかとまでをまっすぐにするように意識しながらつま先を立てます。両腕の前腕部と両足のつま先で体全体を起こす形です。

お腹には力を入れて引っ込め、呼吸は整えながら横から自分を見た時に体が一直線になるように姿勢を保ち続けます。

更に息を吐きながら座骨を天井の方に持ち上げ、体をへの字のようにします。
この時に大切な事は肘や肩の位置をずらさないようにすることです。

動きとしては簡単なのですが、実際にやってみると案外につらいのですが、インナーマッスルに効いている感じが実感できるはずです。

家でピラティスをする時に心掛けたい事

家でピラティスができるのは嬉しいけれど子供がいるとまとまった時間が取れないという方もいらっしゃるかと思います。

ピラティスは家でできるからこそ、ちょっとしたタイミングで思い立った時に行う事ができるのも魅力の一つです。

椅子に座っている時にできるピラティス

空いた時間でコーヒーを飲んでホッと一息入れるついでにピラティスを生活に取り入れてみてください。

  1. 椅子に浅く腰掛け、ピンと背筋を伸ばします。
    お腹は引っ込めた状態を保って両足を床に対して平行に持ち上げていきます。
  2. まずは右ひざを両手で抱えて、息を吐きながら反対の足はそのまま床に対して平行を保ったまま伸ばし続けます。
  3. 反対も同様に、左足を両手で抱えて呼吸を乱さず反対の足を伸ばします。
  4. 交互に足を伸ばしたり腕で抱えるこの動きをワンセット8回、一日三回ほど続けることで効果を実感できるようになります。椅子に座りながらですからそれほどきつくないように感じるこの動きですが、意外と筋肉に効きふうふうと呼吸が乱れる程の運動量ですからぜひお試しください。

最初のうちは一日おきで

早く体を鍛えたいからと運動不足気味の人が毎日ピラティスをすると、慣れない運動によって筋肉痛を感じたりして、嫌になってしまう事があります。
最初のうちは体を精一杯動かしたら次の日はお休みと言うように体をしっかり休めながらエクササイズをしましょう。
そのためには毎日というよりも一日おきくらいの頻度がちょうど良いです。

美しい体を手に入れるためにはゆっくりと、継続させる事が大切になりますので体に無理をかけないようにエクササイズを楽しんでください。