中学2年生、思春期男子の特徴と関わり合い方について

中学2年生というと思春期真っ只中。
体がどんどんと大人へと変化するだけでなく、同時に自我意識の発達も見られる時期です。
いわゆる第2反抗期ですね。

母親からすると今まではなんだかんだでとても愛らしかった息子が、急に暴力的な言動をするようになって戸惑ってしまうかもしれません。
しかし、人間が成長する上では必要な現象ですから安心してくださいね。
反抗期はいずれ終わりがやってきます。

ここでは中学2年生男子にみられる反抗期の特徴や、対応についてなどをご紹介します。

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中学2年生男子に見られる反抗期の特徴

中学2年生の男子ともなると、それまではまだまだ親に甘えるような言動が多かったのに、いきなり反抗的な態度を取るようになってしまい、息子とどのように接したら良いのか悩む親御さんも少なくないことでしょう。子供を持つご家庭においては、いつかは通るであろうこの反抗期という時期ですが、中には果たしてその反抗的な態度が反抗期特有のものなのか、もしくは別のところに原因があるのかがわからず、対処に困るケースもあるようです。

中学2年生頃の男子に訪れる反抗期とは何なのか?

この頃に反抗期を迎えるのは男子に限った話ではありませんが、男女によってその言動にはわずかな違いもあるようです。とくに男子の場合は、それまでは母親にベッタリの甘えっ子で、何でも話してくれていたのに、急に口を聞いてくれなくなったり、自分の感情を上手く表現できない代わりに、暴力的な態度や発言が目立つようになります。

それまでは普通に買い物などにも一緒に出かけていたのに、親と一緒に行動することを避けたり、とにかく接触を拒むようになるのも、この時期の中学生男子の特徴でもあります。しかし、自分の一番身近な存在である親に対しては反抗的な態度を取っても、それ以外の周囲の人間に対しては比較的素直に従うといった面が見られることも多いでしょう。

中学2年生男子にみられる第2反抗期とは

中学2年生の男子と言えば、中身はまだまだ子供のままでも、もはや背丈は母親を超え、反抗期を迎える子が増えてくる頃

イヤイヤ期と呼ばれる幼少期の一時的な反抗期とは比べ物にならないほど、親と子の関係性が難しくなるのも、この時期特有のものだと言えます。

第2反抗期の正体

息子が第2反抗期を迎えて、これまでは素直で優しい男の子だったのにと嘆かれる方が多い反面、子供の成長において反抗期を迎えることは、喜ばしいことであると捉えるご家庭もあります。

中学2年生くらいのこの時期に反抗的な態度が目立つようになる背景としては、大人になるに当たっての子供自身の不安な感情が大きく影響してくると考えられます。多くの男子がこのくらいの時期には声変わりを終え、だんだんと大人の体つきに近付くことで、それまでのように子供として過ごしてきた時期から、やがて大人へと成長する過程において、漠然とした大きな不安感を抱えるようになるのです。

その言葉にできない不安がやがて、親への反抗や拒絶といった形で表に現れることで、いわゆる反抗期へとつながると考えられます。

中学2年生男子の反抗的態度の原因

体は徐々に大人へと近付くのに対して、中学2年生くらいの男子では中身はまだまだ子供のままなので、時に大人として扱われたり、まだまだ子供扱いを受けることで、自分とは一体何なのかと混乱してしまうことも、反抗的な態度をとる一因となるようです。

大人と子供のはざまで揺れる子供たち

親としては、まだまだかわいい子供のままだと思う気持ちはあるものの、中学2年生にもなるのだから、ある程度は自分のことは自分でできるようにと、時に厳しい態度をとることもありますよね。しかしそうなると、それまでの子供扱いをされてきた時期から、大人として扱われることも増えてくることで、心と体のギャップが生まれやすくなります。

また、これまで上下関係のない遊び友達の中で過ごしてきたあとで、中学では部活の先輩や後輩といった明確な線引きがなされることで、絶対に逆らえない相手(先輩)へのストレスが、家庭内での反抗的な態度の引き金になることもあるようです。

中学2年生男子と上手に接する方法

中学生男子を持つ親御さんにとって、顔を合わすたびに口ごたえや反抗的な言動が見られたり、全てにおいて無視されるといった日々が続くと、親としては今後どのように子供と接して良いのかと、頭を抱えてしまうのも無理はないかと思います。しかし、この時期の親の対応いかんでは、かえって反抗的な態度を助長させてしまうことも。

反抗期だからといって中学2年生男子を腫れ物的扱いしない

中学2年生ともなれば、とうに母親の身長を超して、腕力も強くなって来る頃です。体格的にも大人の男性に近づいている中で、一度でも子供から暴力を振るわれてしまうと、それ以降は子供に対して怯えた態度をとったり、顔色を伺いながら接する方も少なくないものですが、むしろそんな親の態度が余計に子供をイライラさせている可能性もあります。

それとは逆に、これまでと同じようにやたらと口出しをしたり、長々とお説教をするといった対応も、この時期の子供に適しているとは言えないでしょう。

子供との関わりを親が必要以上に避ける必要はありませんが、中学2年生という微妙な感情の変化に揺れる年頃の男子を相手にする以上は、過剰に関わりすぎたり放置したりすることなく、あくまでも何があっても信頼して見守るというスタンスを貫くことが、反抗期の子供に対するベストな考え方ではないでしょうか。

中学男子の反抗期で疲れた時には

反抗期真っ只中の中学生男子には、親としても辛抱強くつきあう覚悟が必要となります。

しかし、真っ向から向き合いすぎてしまっては、いつしか心も体も音を上げてしまうことでしょう。この時期に最も重要なのは、親がそのことに囚われすぎないことです。

前向きな「仕方ない」もある

多くの場面において、「仕方ない」という言葉は、何かを諦めたりマイナスなことをしぶしぶ肯定するために使われるものです。しかし、反抗期に差し掛かった中学生男子を育てるうえでは、息子との関係性に悩んで思い詰めるよりも、時には「この時期なのだから仕方ない」と割り切り、自分を楽にするための前向きな言葉として捉えるようにしましょう。

反抗期にはいつか終わりが来ます。その日を信じて今はただそっと見守りながら、我が子の成長を応援してあげたいものですね。