二人目が生まれた後の上の子に寂しい思いをさせないためのケア

二人目がもうすぐ生まれるというママは、上の子との接し方に戸惑っている方も多いと思います。よく、先輩ママたちから聞く言葉で、「上の子のケアこそ大切だよ」という言葉を聞いたことがあるという方も多いと思います。もうすぐ二人目が生まれるという時には、上の子のために、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
そこで、二人目が生まれた後の、上の子のケアについてご紹介します。今まで以上に、わかりやすく愛情を伝えてあげることが大切です。

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二人目が生まれたら上の子のケアが大切。ママがしてあげて欲しいこと

二人目の子供が生まれると、上の子は無条件に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になります。

「お兄ちゃんなんだから」「もうお姉ちゃんでしょ」と言われても、まだまだ上の子だって子供です。

下の子が生まれた忙しさから上の子のケアを怠ってしまうと、大きな心の傷として残ってしまうこともあるので注意が必要です。

上の子に対してできるケア3つ

抱きしめてあげる

スキンシップは小さな子供に愛情を伝えるために最も有効な手段です。
赤ちゃんのお世話で疲れて余裕がなくても、たった3秒で良いので上の子を抱きしめてあげましょう。

昼間にできなかった場合は、夜寝る前にギューッと抱きしめて「大好き」と伝えてあげてください。

上の子だって赤ちゃんと同じくママから可愛がられたいものです。
時間が許す限りたくさん抱きしめてあげ、安心感を与えてあげましょう。

褒めてあげる

赤ちゃんよりは大きくても、上の子もまだまだ小さな子供です。

何でもできて「当たり前」という考えは親のエゴです。何か一人でできたら、必ず言葉にして褒めてあげましょう。

「すごいね」「えらいね」「頑張ったね」の言葉は子供を伸ばす魔法の言葉です。
たくさん褒めて子供の自己肯定感を育ててあげましょう。

2人だけの時間を作る

パパや両親など、赤ちゃんを短時間でも預かってくれる人がいる場合は、上の子とママの2人の時間を作ることがおすすめです。

近所の公園で短時間でも良いので、上の子にママを独占させてあげましょう。
赤ちゃんと離れることでママの心にも余裕が出て、2人ともリフレッシュすることができます。

二人目が生まれても上の子を名前で呼ぶこともケアに効果的

赤ちゃんが生まれると、上の子のことを「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼びたくなってしまいます。

上の子のこともしっかりと名前で呼んであげてください

たまたま生まれた順番が先だったというだけで、名前を読んでもらえなくなるのは悲しいことです。

子供は親から名前を読んでもらえなくなると、不安になってしまいます。

「自分のことが嫌いになったのかな…」

と考えてしまうかもしれません。

小さな子供は小さなことに敏感に反応します。

なるべく今までと同じような対応を心がけ、上の子に安心感を与えてあげましょう。

二人目が生まれると上の子に出やすい変化

生まれてからずっとママを独り占めしてきた上の子にとって、赤ちゃんは恐怖の存在です。

親の愛情と注目を独占してきたはずなのに、ある日突然その生活がおびやかされそうになるのです。

こうした漠然とした不安や嫉妬心から「赤ちゃん返り」という現象が起こります。

年齢や性別によっても異なりますが、以下のような変化が出やすくなります。

上の子の感情が不安定になる

赤ちゃんとの生活の不安からか、何でもないことでグズグズと泣き出したり、夜泣きをしたり、感情が不安定になります。
幼稚園や保育園を休みたがり、異常に甘えてくる場合もあります。
自分の意思が通らないと泣き喚き、ママを困らせることもあるでしょう。

上の子はできていたことができなくなる

苦労してできるようになったトイレも、赤ちゃんが生まれたことでできなくなってしまう場合があります。
赤ちゃんがオムツをしているから自分もしたいと言って、わざとお漏らしをすることもあるようです。
今までは一人でできていた着替えや食事も自分でやらなくなる場合もあります。

赤ちゃんに手出しをする

赤ちゃんをたたく、かじる、髪の毛をひっぱるなど、攻撃してくる場合もあります。
また、ママに赤ちゃんのお世話をさせないようにと妨害してくることもあるようです。

授乳しようとすれば抱っこに割り込んできたり、どうにかして自分に注目してもらおうと必死なのです。

上の子のケアのために注意したい言い方

赤ちゃんが生まれたからと言って、上の子にいきなり「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」としての自覚を持たせようとするのはやめましょう。

兄弟のありがたみを感じるのは子供がさらに成長してから

小さな子供にとって、下の子はママとパパを奪った敵でもあるのです。

思いやりのある優しいお兄ちゃんお姉ちゃんになるためには、ある程度の時間が必要です。

そのことをしっかりと頭に入れておき、上の子に対する言い方も工夫するようにしましょう。

NGな言い方

  • 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、しっかりしなさい」
  • 「弟(妹)に優しくしなさい」
  • 「赤ちゃんが泣いてるんだから、ちょっと待ってなさい」
  • 「いつまでも甘えないで」
  • 「ママは疲れてるの」

良い言い方

  • 「○○がお手伝いしてくれて、本当に助かるよ」
  • 「たくさん我慢してることわかってるよ、えらいね」
  • 「○○も赤ちゃんの頃、こうしてあげたんだよ」
  • 「赤ちゃんが泣いてるから、一緒に見に行こう」
「大好き」「ありがとう」は何度言ってもOKです。

言い方を工夫すれば、赤ちゃんに対する愛情や兄、姉としての自覚も芽生えてきます。

自分が邪魔者にされていると感じれば、上の子は拗ねてしまいます。

子供を変えようとするのではなく、ママが対応や言い方を変えて上の子を気使ってあげましょう。

家事も育児も大変なママには、たまには適度な手抜きも必要

生まれたばかりの赤ちゃんのお世話、上の子への丁寧な対応、そして毎日の家事…すべてを完璧に頑張っているママは肉体的にも精神的にもギリギリの状態でしょう。

慣れない二人育児は心に余裕が持てなくなる

心に余裕がないと、上の子に優しく接することも、下の子を抱っこすることも辛くなってしまいます。

ママが心や体に疲れを感じたら、しっかりと休むことを意識しましょう。

毎日掃除をしなくても、毎日手作りの食事を何品も作らなくても大丈夫です。

適度に手抜きをして、休む時間に当てましょう。

家事の時間を少しでも減らすことができれば、気持ちに余裕がでてきます。

何でも一人で頑張ろうとせず、周囲に助けを求めることも大切です。

夫はもちろん、両親や友達、地域のサポートを受けながら、毎日笑顔で子供と向き合えるように心がけましょう。