子どもが中学生くらいの年齢になると、思春期を迎えて親に反抗的な態度を取るようになります。思春期を迎えた子どもとの親子関係に悩んでいるお母さんもいるのではないでしょうか。
子どもの思春期の特徴は男女で違う点と共通する点があり、それを理解して親が対応をすることが大切です。
ここでは、思春期を迎えた中学生の女の子への正しい親の対応についてお伝えします。思春期を迎えた子どもの心はとてもデリケート。
親として正しい対応をすることで、上手に思春期と付き合っていきましょう。
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女子中学生の思春期・子どもは親子関係を鬱陶しく感じることがある
ずっと子供だと思っていたわが子も、中学生になると子供と大人の中間という宙ぶらりん状態になり、精神的に安定しなかったり、親からするとまだ子供だと思っていても子供は一人の大人として認めてほしくて、親の思いとは反対に反抗的な態度を取ったりしてきます。
そんなわが子を見るとイライラとしてしまう事もあるかと思いますが、自分が中学生の時の事を思い出すと何となく子供のそんな気持ちを理解できることもありませんか。
女の子は10歳くらいから思春期が始まる
男の子の思春期は女の子よりも少し遅くて、11歳くらいから始まります。
男の子も男性ホルモンが分泌されて声変わりが始まったり、体つきも男らしい体つきに変わっていく時期です。
男女共通の思春期の特徴
話しかけても無反応だったり、大人への憧れか、派手な化粧をしてみたり、髪を染めるなどの親がイラっとする行為も多くなります。
思春期は子供が親離れをするサインのような物ですので、子供を信じて適切に子供に接するようにして乗り切っていきましょう。
子どもの思春期は親子の関係や距離を見直す時期
子供の頃には、ちょっと離れただけでも親の後を追ってわんわん泣いていた子供たちが、大人になって社会の荒波に立ち向かっていくための大切なステップがこの親離れなのです。
いつまでも親が付いていて守ってあげられるわけでもありませんし、親も子離れをして子供との距離を置くべき時期なのです。
思春期の子供が何に対して腹を立てているのか
親がいつまでも自分の事を子供扱いしてなかなか認めてくれないという事です。
子供が思春期を迎えたら、まず大切な事は子供を信じてあげる事
これは実は子供が小さなころから大切な事なのですが、何でも親が口出しをしてしまうと子供は成長する事ができません。
失敗から学ぶ事もたくさんあるのですが、親は人生の先輩として何かと口を出したいものです。
親子の距離感を今一度見つめなおしてみましょう。
思春期の女の子にできる親の対応・行動
子供が思春期に入ったら今までとは違う対応をとる事が大切です。
思春期に入った子供はとにかく自分の事を認めてほしい、自分を一人の人格として扱ってほしいと思っていて、親の敷いたレールの上を歩くのではなく、自分でしっかりと考えて行動したいと思っています。
親子でも「頭ごなし」は一番してはいけない事
色々と口を出したい気持ちは山々ですが、いちいち口を出していてはキリがありませんし、お互いにストレスが溜まるだけです。
親ができる事と言えば、今までは10段階中3のところで小言を言っていた所を5まで我慢するなど、小言を言うラインや怒るラインを片目をつぶって少し高くしておくことです。
ただ単にお友達と話が弾んで帰りが遅くなったなら以後気を付けなくてはなりませんが、何か理由があったのかもしれません。
頭ごなしに叱ると子供の気持ちを知るチャンスを自分で無くしてしまいます。
自分の言い分を聞いてくれない親とは子供だって話をしたくなくなるものです。
中学生の女の子と母親の関係・父親の関係
母親が中学生の女の子と接する時には、安心できる存在であるという事がまず大切です。同性ですので、分かり合える部分も多く、友達のような存在でもあり、大人の女性としての一番身近な見本です。
女の子は頼れる大人の女性がそばにいるととても安心する
ただし、思春期の女の子は親の行動や言動をしっかりと見ています。
親の行動や言動があまりにも矛盾していると更に反発心を持ちますので大人も行動には気を付けなくてはなりません。
また、大人だって完璧な人間はおらず、誰だって失敗や挫折はあるものだという弱い部分を見せてあげる事で、プレッシャーが和らぎます。
母親も完璧ではない同じ人間なんだという事が分かれば、子供も何気ない相談がしやすくなります。
父親が中学生の女の子と接するポイント
父親は異性ですので、母親と同じ接し方ではいけない事もあります。
特に注意しなくてはならない事は、異性として、わが娘を一人の大人の女性として扱う事です。
そうなってからでは遅いので、娘が思春期だなと感じてきた時には父親も行動を変えて、娘の言動や行動によく気を使ってみると良いでしょう。
両親が揃っているのですから、どちらかが叱った時にはどちらかがフォローに回る、など子供にとって逃げ道があるという事もストレスをため込まずに済みます。
いつもどちらかが一方的に叱っていると、特に父親の場合には娘の心が離れていってしまいやすいので夫婦で話し合ってその時の役割を臨機応変に変えるのも娘の思春期とうまく付き合う方法の一つです。
思春期の子どもには親が必要!親子関係や距離感を考えていつでも子どもの味方でいよう
思春期の子供は親離れが始まっている時期ですが、全てを放任するのでなく、ちょうど良い距離がとても大切です。
親はいつでも子供の味方だという事を伝えて、子供を信じるという事が大切ですが、分かっていても過干渉になってしまったり、ついついいらない事を言ってしまう事もあります。
多感な思春期においては一言一言が大切になる
思春期の子供にかけてはいけない言葉というものをしっかりと頭に入れましょう。
思春期は人格の形成においても最も大切な時期と言われています。
このような時期に、自己肯定感を下げるような人格否定の言葉を投げ続けると、子供の自己肯定感が上がらず、いつも何かに不安な人間になってしまいます。
「お前にはできない」
「お前は間違っている」
こうした言葉はいつまでも子供を縛り付けてしまう言葉です。
「失敗してもいいんだから」
「あなたならできる」
こうしたあなたを信じているから頑張ってごらん、という言葉は子供のやる気を起こします。
子供が疲れているような時には声をかけて安心させる
日常で起こる小さなことでも、褒められると誰でも嬉しい事です、大したことは無くてもありがとうと感謝の言葉をかけるという事も自己肯定感につながり、自信を持った人生を送る事ができます。