中学生の平均睡眠時間と理想の睡眠時間は?成長期の睡眠は大切

中学生のお子さんを育てているお母さんの中には、子供の睡眠時間が足りていないのではないかと心配している人もいるのではないでしょうか。

中学生の理想的な睡眠時間は一体何時間なのか知りたい人もいることでしょう。

ここでは、中学生の理想の睡眠時間と平均の睡眠時間についてお伝えします。睡眠は中学生にとってとても大切なこと。

成長期にしっかりと眠ることで、毎日を健康に過ごせるようにしましょう。

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中学生は理想の時間眠れている?平均の睡眠時間について

中学生になると多くの子供は勉強の他に部活動や塾などと、小学生の頃とはまた違った活動が増え、帰宅時間も遅く、でもする事はとても多いという生活になります。

放課後に部活をして、塾へ行き、帰ってきたら宿題…となるといつ寝るのかと親は心配になるのは自然な事です。
寝る子は育つという言葉があるように中学生とはいえまだ子供です。

子供から大人になる成長期の中学生には適切な睡眠時間が必要

よその中学生はどのくらい寝ているのかというのは個人差がありますので一概には言えませんが、中学生の平均睡眠時間を見てみると、まず中学生は学年によって平均睡眠時間が異なります。

中学校に入ったばかりの中学一年生と高校受験を控えている中学三年生とでは平均睡眠時間の違いが30分以上違い、中学三年生は平均睡眠時間が7時間を切っていますので、学年が上がるにつれ、睡眠時間は少なくなるようです。

これに対して、効率よく勉強をするために取りたい睡眠時間は中学三年生では約9時間と言われていますので、その睡眠時間が足りていない事が分かります。

更に現在ではスマートフォンなどの普及が進み、寝る前にちょっと触っていたらあっという間に深夜になっていたという子も多いかもしれないという事を考えると、中学生の睡眠時間はもっと少ない可能性があります。

中学生はこのくらい眠ろう!理想的な睡眠時間

前項でも触れましたが、本来、中学生に必要な睡眠時間というのは私たちが思っているよりもはるかに長く、学年によりますが8時間から11時間と言われていますので、現代の中学生の睡眠時間がいかに短いかという事が良くわかります。

理想の睡眠時間は8~11時間

寝る事が好きな子、あまりたくさん寝すぎると逆に不調になってしまう子など個人差はありますが、心身ともに必要な睡眠時間はかなり多いのです。

また、たっぷりと睡眠を取る事で生活リズムも整い、頭もスッキリとしますので勉強も部活も好成績を残す事ができるので睡眠時間はしっかりと確保する事が理想です。

睡眠をきちんととる事で、勉強や部活での成績が上がるという事も望めるのですが、中学生の睡眠は健全な心の成長にも大切な働きがあるのをご存知でしょうか。
就寝時間が遅い子供は日頃イライラを感じる事が多かったり、自己肯定感が低く自信の無い子が多い傾向があります。
毎日を快適に自信に満ちたものにするには十分な睡眠を欠かす事は出来ないのです。

理想の睡眠時間を確保できない中学生について

理想の睡眠時間については分かりましたが、現実問題として中学生の睡眠時間はどうでしょうか。

部活をしている中学生の一日のスケジュール

  1. 6時半に起床し、朝食を取り身支度を整えて8時に登校したら、15時過ぎまでは学校で授業があります。
  2. 部活が始まり、部活が終わって帰宅すると19時近くなります。
  3. 帰宅後夕食を食べ、お風呂に入ると時間は21時近くになっている事が多いです。

しっかりとした睡眠時間を確保するならば21時には寝なくてはなりませんが、ここからちょっとテレビを見たり、好きな事をして、家庭学習を2時間したとすると時計の針は23時を軽く越えてしまいます。

生活の中で自分の好きに使える時間を1時間に絞ったとしても勉強をするとなるとなかなか理想の睡眠時間をとる事ができません。

更に塾に通っているとなるともっと自分の自由な時間が確保できませんので必然的に睡眠時間を削ってしまうという結果になってしまい、忙しい中学生はなかなか十分な睡眠時間を確保するのが難しいのです。

中学生はしっかりと睡眠時間を取ることが理想

遊ぶこともしたいけれど勉強も部活もがんばりたいという忙しい中学生。

全てを効率よく一日を過ごしたいと思う中学生が削るのが「睡眠時間」

ですが、睡眠時間を削るというのは全ての効率においてはあまり良い事とは言えません。
睡眠時間が不足すると、知らず知らずのうちに体に負担をかける結果を招いてしまう事に繋がります。

また、睡眠時間を削って深夜に勉強を続けると、体内時計は必然的に夜型なっていきますので、朝から昼にかけてあまり頭が働かないという本末転倒な結果を生み出してしまいかねません。

まだ大人になりきれていない若い体に無理をかけ続けると体調を崩してしまったり、精神的にも不安を感じてしまうようになってしまう事がありますので、忙しくても睡眠時間はしっかりと確保し、朝起きて夜はしっかり眠るという体内時計を正常に保つという事が大切です。

平日勉強をする時には短時間で質の良い勉強をするという勉強法を身に付けたり、休日に趣味をしたり平日する事ができない勉強をするようにする事で調整していくと良いでしょう。

中学生がしっかりと眠るために心がけたいこと

中学生はたっぷりと睡眠時間を確保して、文武両道をしてほしいものですが、眠りにも質があるのをご存知でしょうか。

ただただ長い睡眠時間を確保するのではなく、質の良い睡眠を取る事で体も頭もしっかりと休まり次の日の活動がより良い物になります。

質の良い睡眠を取るためには、寝る環境をしっかりと整える事

気温や湿度はもちろんですが、部屋の明るさも大切です。

ちゃんと暗い部屋で寝ないと脳はしっかりと光を感じていますので熟睡する事ができなくなります。

寝る三時間前には食べ物を口に入れず、一日の疲れを取るお風呂は、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるようにします。

寝る直前にはスマートフォンやパソコンを触らないようにしましょう。

スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトには脳を興奮させ覚醒させてしまう効果があります。

こうすることで、質の良い睡眠を取る事ができ、次の日も快活に過ごす事ができます。

普段寝る時間がなかなか確保できないような時にも、睡眠の質を上げる事で多少は補う事ができますが、やはり中学生の大切な時期には睡眠時間をしっかりと確保してより良い生活を送るという事を心がける事が大切です。