中学生のお子さんの子育てをしているお母さんの中には、子供が勉強をしないことに頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。どうすれば勉強するようになるのか、勉強をやる気にさせる方法を知りたい人もいることでしょう。
ここでは、中学生の子供が勉強をしない理由と、親にできる具体的な対処法についてお伝えします。子供サポートをしながら、勉強できる環境作りをしてあげましょう。
親が子供のやる気を奪わないように工夫をすることで、子供の勉強を応援してください。
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中学生の子供が勉強しない理由を知ってやる気にさせる方法を考えよう
「勉強しないと、将来大変な事になるよ!」
と中学生の子供に言ったところで、全くやる気は出してくれません。人間というのは、何かしらメリットを感じないと行動ができないものです。そのため、勉強する事にメリットを感じられなければ、子供がやる気になってくれるはずはありません。
例えば子供がゲームをする事には「楽しい」というメリットがあります。
また、友達とメールやラインをする事にも「友達との仲が深まる」というメリットがあります。
漫画を読む事にも「面白さ」、お菓子を食べる事にも「美味しさ」というメリットがあり、中学生には誘惑がいっぱいです。
勉強のメリットは感じられなくても、遊びや食に対しては簡単にメリットを感じる事ができるので、勉強よりもそちらを優先してしまうのは当然と言えるでしょう。
中学生にとって勉強は義務であり、強制的に「やらされている事」という認識が強いです。
人にやらされる事は、誰でも苦痛を感じ、ストレスを感じてしまいます。
自分から「やりたい」と思える事なら、ストレスを感じる事なく続ける事ができます。
勉強するとどんなメリットがあるのか・具体的に想像させてやる気にさせよう
中学生に勉強のやる気を出させるためには、勉強をする事によるメリットを伝えてあげる事が大切です。
- 「勉強して順位が上がれば、良い高校に行けるよ」
- 「成績が上がったら、気持ちが晴れて楽しい夏休みが過ごせるよ」
- 「良い大学に行くため、良い職業につくためには勉強しておいた方がいいよ」
など、成績が上がる事は将来役に立つ事である事を伝えましょう。
行きたい高校がある、なりたい職業があるという子供の場合は、これでやる気を出してくれる可能性が高いです。
ただ問題は、特に将来について決まっていない中学生です。
将来に展望がない中学生の場合、未来のメリットを伝えてもあまり心に響きません。
すぐにでも心に響くようにするためには、目先のメリットが必要になります。
- 「成績が上がったらお小遣いアップ」
- 「順位が○位以内だったら、欲しい物を買ってあげる」
など、具体的なメリットが見えると一気にやる気が出てきます。
物で釣るのはあまり好きじゃないという方もいるかもしれませんが、目に見えてやる気が出るのはこの方法ではないかと思います。
将来の夢を見つける事ができれば、自然と自分でやる気を出せるようになるでしょう。
中学生の勉強をやる気にさせる方法・親が勉強の意欲を奪っている可能性も
中学生が勉強のやる気をなくしてしまう原因の一つが「親」にあります。
親が「勉強!勉強!」とうるさく言うと、子供の勉強のモチベーションが下がってしまいます。
子供が心配でついつい口うるさく言ってしまう気持ちはわかりますが、思春期の中学生には頭ごなしの説教は逆効果です。
子供に対してガミガミと上から物を言うのではなく、子供と同じ目線に立って勉強方法などを一緒に考えてあげる事が重要です。
子供は素直な生き物です。
たとえ相手が親であろうと、自分に否定的な人の話には聞く耳を持ちません。
まずは、親の方が子供の事を理解しようと努力し、しっかりとした親子の信頼関係を築く事が大切です。
勉強をやる気にさせる方法は中学生の子供を認めて肯定してあげることが大切
中学生位の子供が良い成績を取ってきたら「すごいね」「頑張ったね」と素直に褒めてあげましょう。
褒める時は、結果よりも努力の過程を褒めてあげるのがおすすめです。
たとえ結果が思うようにでなくても、勉強の過程や積み重ねた努力は褒めてあげるようにしましょう。
間違っても「勉強してればできて当たり前」「もっと頑張りなさい」など上から目線の発言はやめましょう。
勉強する時の環境を整えてをやる気にさせよう
当たり前の事ですが、汚れた部屋や汚い机の上では勉強のやる気は出てきません。
しっかりと勉強できる環境を整えてあげる事も、中学生の勉強のやる気を出させるために重要です。
子供が自分の部屋で勉強をする場合は、部屋は清潔にするように言い聞かせ、勉強が終わったら机の上を片付けるルールを作りましょう。
ずっとルールを守り続けるのがしんどい場合は「テストが終わるまでは机の上を綺麗にする」など、期間限定ではじめてみるのがおすすめです。
リビングで勉強する場合は、勉強時間を決めてもらい、掃除機などで勉強の邪魔にならないように家事のスケジュールを考えておくのがおすすめです。