子供を持つ親なら、誰でも一度は経験するであろう、子供の思春期。
小さい頃から可愛がって育ててきた我が子が反抗的な態度をとったり、口を聞いてくれなくなったりする様は親としてはとても悲しく心を痛めますが、実は思春期は子供が成長する上で必要な「自立」への第一歩だと言われています。
イライラしている子供への接し方がわからずにオロオロしたり、頭ごなしに叱りつけたりする方もいるかもしれませんが、対処に困っている親と同様に子供自身もどうにも収まらない感情と日々葛藤しています。
ここでは思春期を迎えた子供のイライラに親としてどのように対処していくべきなのか、思春期の子供をどう認め育てていくべきなのかについて解説していきます。
どっしりと構えて、子供にとって安心できる親でありたいですね。
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思春期のイライラの原因と思春期が持つ役割
思春期の体内の変化
思春期になるとより男らしく、より女らしくなります。その体の変化に心がついていかず不安に思うこともあります。
その心のうちを上手に表現できずかけられた言葉に以上に反感をかったり、受け入れられなかったりするのです。
子供は自分をしっかり持とうとする
それを言葉に出すことが恥ずかしく感じたり、難しかったりして態度に出てしまうのです。
友達とのコミュニケーションを大事にする
視野が広くなり親以外の人からも認められたくなります。家族という守られた世界ではなく、他人からの意見も受け入れられるようになるのです。
大海原に出て自分を試したくなっているのでしょう。波にたくさんもまれて疲れた心を許される家族の前で解き放っているのでしょう。
思春期でイライラしている子供への対処法
親は怒りの度合いを低めに設定する
今まで子と細かく怒っていたことを少し緩めてみましょう。何か理由があるのかも知れません。
頭ごなしに怒ってしまうと「言ってもわからない」と口をつぐんでしまうこともあります。何か理由を発せられるくらいの隙間はもたせておきましょう。
役割を決める
どうしても怒らなければいけない状況の時もあります。
また親だっていつも穏やかではありません。感情を押し殺してしまっては体調にも影響してしまいます。
過剰に言葉をかけない
出かけにハンカチ持ったの?お弁当は?など事細かに色々と聞くのはやめましょう。
持っていなくても困るのは子供
困ってから気づくこともあります。もしかしたら何か考えがあっての行動なのかも知れません。心配は最低限にして過剰にならないようにしましょう。
子供の思春期に対処する際にイライラしないための心構え
子供を心配しすぎない
- 会話が少なくなったけど大丈夫かな?
- 聞いても返事がないけど体調が悪いかな?
など心配することではありません。思春期になるとあることだと心して受け止めましょう。何かあったら自分から言えると信じて普段どおりの生活を心かけましょう。
親は陰ながら応援する
思春期が来て家の中では会話が減ったり、行動が冷たかったりしているけれど他人とはきちんと会話をしたり、失礼のない行動をしていたりするものです。
人様の迷惑にならず健康であることを大前提に思春期を応援しましょう。
親はいつでもぶれない気持ちでいること
思春期特有の行動に対して屈しない親でいましょう。成長のひとつなのです。
思春期でイライラしている子供への間違った接し方や対処法
子供を頭ごなしに否定する
今まで自分の言う事に対してあまり口を出すことがなかったわが子が急に意見を言うようになったら、どうしたらいいかわからなくなってしまいますよね。
自分のことは置いておく
おまけに大きな声で伝わるようにまで言ってしまうこともあります。自分ができないことをおいておき子供に強要するのは効果はありません。
感情で怒ってしまう
- 「こんなに心配しているのに」
- 「やらなきゃ困るのに」
等自分の感情も入っていることはないでしょうか?子供は親が思っているほど困ったりしていないかもしれません。
そんな時に強い怒りの感情をぶつけられると感情を上手く出せない子供になってしまうこともあります。
思春期の終わりと対処法を間違ったときに起こる思春期のその先
思春期の終わりは人それぞれ
長いと小学校高学年から始まり、高校に入る頃落ち着く子もいます。中学生になり環境が変わったと思ったら受験、高校になると色々な学校から集まり通学方法が変わったり、学校での勉強も難しくなりと環境の変化で気が張ってしまうことが多いです。それを上手く出せず思春期の反抗期と周囲が捉えることもあります。
周囲の対応による
思春期の子供に対しての行動や言動によって反抗期が細く長く続いてしまう場合もあります。
抑えつけてしまうと自分の気持ちを伝えられないイライラが放出できないまま時間が過ぎてしまいます。