10歳の小学4年生くらいになると、そろそろ反抗期が訪れます。個人差もありますが、特に女の子の場合には、4年生くらいから反抗期のような特徴が現れる子も多いようです。
そこで、女の子の反抗期の特徴や、反抗期の子供への親の接し方についてご紹介します。今までよりも、ちょっと反抗的になる子供に、はじめは戸惑う方も多いと思います。親から子供への関わり方にも変化が必要な時期です。
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10歳の女の子はそろそろ反抗期に突入する子も。4年生の生活の様子
10歳の女の子は個人差はあるものの難しい年頃で反抗期に突入する子も多くいます。
10歳というと小学4年生頃にあたります。小学4年生は学校の勉強が全体的に難しくなる時期なので子供のストレスが大きくなり、より親への反抗を助長します。
また、4年生は子供から大人への変わり目でもあります。
小学生と一言で言っても1年生と6年生とでは体格も思考力も大きく異なります。小学1年生はまだまだ幼児からの延長状態で2~3年生もまだ幼さが残ります。しかし、5~6年生ともなるとかなり大人に近く物事を考えられるようになっています。4年生はその過渡期なのです。
姪っ子が遠方に住んでいるので年に2回程度だけ会うのですが、4年生から5年生になる間では会うたびに印象が変わりました。今までは家の中をバタバタと走り回り小さい子供をからかって遊んでいたのが、みるみると行動が落ち着いて小さい子の面倒をみるようになっていきました。
また、そのために友達同士の関係が複雑化したり難しくなる時期でもあります。友達付き合いの疲れやストレスが親への反抗を強くする場合もあります。
10歳の反抗期を迎えた女の子に現れやすい特徴
10歳の女の子の反抗期で現れやすい特徴を挙げてみます。
「学校での出来事やお友達の話をしなくなる」「部屋に閉じこもったりと親と顔を合わせる機会が少なくなる」「話しかけても返事をしなかったり煩わしそうな返事をする」「小声で反抗をつぶやく」「親を見下したような言動をする」などと無口になり、問いかけに対して素直な言動が返ってこなくなる場合が多いようです。
10歳の反抗期の女の子には自分で決める気持ちを尊重
10歳の反抗期の女の子と対応する時には、自分で決める気持ちを尊重することがとても重要です。
これを怠ると反抗がより強くなり後々深刻な事態へと発展してしまう可能性があります。
10歳になると子供的な思考から大人の思考へ変化する時期なので、子供にとっての親の見方が変わり始める時期でもあります。
これまでは親は絶対的な存在でしたが「親もただの人間である。親の考え方が常に正しいとは限らない」という事が分かり始める頃です。考え方は成長していますが、まだ力では親に勝てません。
そんな状態の子供に親が何でも決めて押し付けると子供は反発心と不信感を覚えます。納得できないままに無理矢理親の考えを押し付けられると自尊心が失われて親に対する信頼感が失われます。親子関係に後々まで続く溝を作ってしまう可能性もあります。
反抗期の女の子に親の考えを押し付ける言葉はNG
子供の話をよく聞きもせずに「○○しなさい!」などと親の考えを押し付ける言葉を発してはいけません。
「これだから駄目なのよ」「いいかげんにしなさい」などと否定的な言葉も言わないようにしましょう。
子供の反抗的な言動に対して頭ごなしに否定的な言葉を発すると子供の気持ちはどんどんと離れていきます。
「親は自分の事などわからない、わかろうともしない」という寂しさと苛立ちを感じ、反抗は強くなるばかりです。
また、このような状態が続くと子供は親に認めてもらい無いと感じ自信をどんどんと失っていきます。自分に自信が持てないようになると思考がマイナスに傾き、勉強やその他様々な物事に取り組む意欲が無くなっていきます。それは子供のこれからの人生に大きな影となって影響を与えるでしょう。
反抗期は子供の成長の証と前向きに受け止める
反抗期の訪れは子供が成長している証です。
赤ちゃんだった子供がこんなに色々なことを考えて、絶対的存在であった親に対して反抗するようになった。それは成長以外の何ものでもありません。
しかし、そのように育った子供は自信がないために自分の意見を人前でいう事が苦手で団体の中で自己主張をするのが非常に難しくなる可能性が高いです。
そうなると社会へ出た時に困ります。
自分で何度とも決められないと指示されないと動くことができない指示待ち人間になってしまう可能性があります。
これからの社会では自分の意見をどんどんと発言して何事にも意欲的に取り組む人材が多く求められています。
仕事だけではなく人間関係においても自己をしっかりと主張できないと、他人と対等に付き合えなくなってしまいます。