小学生なのに精神年齢が幼いかも…と不安な方へアドバイス

周りの小学生に比べて我が子は精神年齢が幼いように感じる…と不安を抱いてしまう保護者の方も多いようです。
わがままも多いし、お友達の様子もお構いなしに行動したり、話もなんだか幼稚だしと、不安をあげればきりがありません。
中学受験を視野に入れている場合は、なおさらその幼さが不安になると思いますが、親としてどう見守るべきなのでしょうか。
小学生のうちは幼い部分があるのは当然かもしれません。
それよりも、精神年齢が幼い大人へと成長しないよう親として見守ることが大切ではないでしょうか。

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周りの小学生より精神年齢が幼いように見える我が子、親として今できることは

子供の育て方というものは、各ご家庭ごとにそれぞれ違いがありますが、周りの同じくらいの子供たちと比べて、自分の子供だけがとくに幼いと感じてしまうと、育て方に問題があったのではないかと、ますます他の子供たちと比べてしまうようになります。ですが、小学生くらいのうちはまだ、実年齢に比べて精神年齢が幼いということは、特に珍しいことではないようです。

小学生、成長スピードには個人差があって当然

たしかに、親が全ての面倒を見てきた時期を経て、徐々に自分でできることが増えてきた中で、ふとした時に我が子の精神年齢の幼さを感じてしまうと、このままにしておいて良いものかどうかと不安に感じてしまうのもムリはないかと思います。

ですが、小学生と言えどもまだまだ幼い部分があるのは当然のことです。

少なくとも、全てに手をかけてきた時期を思えば、確実に体も中身も成長しているわけですから、その過程で多少周りの子供よりも幼さが残っていたとしても、それはその子なりの特性として考えてあげたほうが、親としても気がラクになるのではないでしょうか?

実年齢に沿って対応するよりも、その子自体の精神年齢に合わせて、その都度対応していくよう心がけることをおすすめします。

精神年齢が幼いと心配するのではなく、特に小学生の男の子はこんなものだと理解することも大切

小学生くらいのお子さんをお持ちの方でしたら、幼い行動や考え方をする我が子に対して、もっとしっかりしてほしいと感じることもあるかと思います。ましてやそれが、幼いうちから同年代の女の子よりも精神年齢が低い言われることが多い男の子だと、余計に幼さに対する心配が強くなってしまうものです。

そういう時期なのだと捉える

まだ小学校低学年のうちはそれが当たり前でも、やがて3~4年生ともなると、徐々に自立心が芽生えてきたり、周りとの協調性も生まれてくるものです。

しかし、まだこの世に生まれてから10年足らずしか経っていないこの時期に、必要以上にしっかりしてほしいと願うのは、それは少し酷なことかもしれません。

特に男の子の場合は、まだまだ親に甘えたい時期でもありますので、急に突き放したり、厳しく接することが、かえって幼さを助長する可能性もあります。この時期の幼さはさほど心配はいりませんので、甘やかし過ぎない程度に、まずはできることを増やしてあげましょう。

精神年齢が幼いかどうか小学生で判断するポイント

まだ小学生くらいのお子さんでしたら、精神年齢が実年齢に伴わないことも珍しくはありませんが、それが一番上のお子さんや一人っ子の場合は、果たして我が子は平均的な同じ世代の子供たちと比較して、どれくらい幼いものか、判断が付きかねるところかと思います。

精神的な成長の度合いは個人差がありますので、人と比べすぎるのはおすすめできませんが、やはり親としては気になるところですよね。

我が子の精神年齢が幼いかどうかの判断材料としては、以下のような点が挙げられます。

調子に乗って悪ふざけを続ける

ついおふざけが過ぎてお友達にケガをさせたり、周りの状況に合わせて行動することができず、協調性がない子として扱われることが多い子供は、精神年齢がまだまだ幼いと考えられます。

人の気持ちを読み取るのが苦手

自分の行動や発言によって、相手がどのように感じるかというところの想像力が足りず、周囲を不快な気持ちにさせてしまう言動がたびたび見られます。

小学生で精神年齢が幼いと中学受験には向いていないのか

小学生のお子さんに中学受験をさせようかと検討されているご家庭においては、精神年齢の幼さが受験勉強をする際に不利になるのではないかと、心配されている方も多いのではないでしょうか?

たしかに、小学校の授業にはラクについていけたとしても、中学受験に向けての過酷な状況に耐えられるかどうかは、本人の努力だけではなく、適性も重要となるところです。

その一つの要素として、精神年齢の高さを挙げることはできるかと思います。

自分から勉強する意義を見いだせるかどうか

まだ小学生の段階で、自分で自分の進路を明確に決めることは難しいものです。ですから、その時点で中学受験を選択する場合、子供本人の意志以上に、親の意向が尊重される傾向にあるのは事実です。

友達と遊んだり、テレビやゲームの時間を割いてまで、受験勉強に打ち込むだけの精神力というものは、少なくとも自発的に勉強をしたい、勉強しなければと思う気持ちが芽生えないことには、なかなか培われないことでしょう。

精神年齢が幼いということは、勉強に対するやる気を持続させること自体のハードルが高くなってしまうとも言えると思います。

しかし、まだ小学校3~4年生の時期から、精神年齢が幼いというだけで、中学受験に適さないと決めつけるのは早すぎます。

子供はある時期に、精神的にも肉体的にも急激に成長することがありますので、中学受験に向いているのかどうかは、これからの成長を見ながら、子供自身と話し合って決めてみてはいかがでしょうか?

精神年齢が小学生レベルの幼い大人へと成長することの方が問題

小学生くらいまでであれば、多少精神年齢が幼い子供も数多くいますが、大人になっても中身が伴わずに、いつまでも子供のような言動をしていると、周囲からは幼稚で恥ずかしいという印象を持たれてしまう可能性が高くなります。

精神年齢が幼いというイメージをもたれやすい人の特徴

大人としての常識を持ち合わせていない

社会人としての最低限の礼儀やマナーといったものが身についておらず、時として相手に対して失礼にあたるような非常識な言動が目立つことも。

自分の感情ありきで行動する

自分の感情を抑えることができずに、その時の感情のままに行動したり、急に怒り出したりします。

気持ちの切り替えが苦手

何か嫌なことがあると長く引きずってしまうだけで、そのことについての解決策や諦めどころを見つけるのが苦手な傾向にあります。

自分が一番という考え方

人の意見に耳を貸さず、自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなるのは、精神年齢が幼いことの現れでもあります。


このように、精神年齢が小学生並みの幼いままで大人になってしまうと、社会に出ても生きづらさを感じてしまう原因にもなり得ます。

親は過剰に手出しをしすぎるでもなく、精神的にも成長を促すべく、その姿を見守り続けてあげるように心がけましょう。