子供のトラブルに親の謝罪は必要?電話のみ菓子折りのライン

子供がトラブルを起こしてしまったときに親の謝罪は必要でしょうか。ちょっとしたトラブルと謝罪が必要なトラブルの線引きは、した方とされた方ではかなり違いが出るものです。

どのようなトラブルでも、親が真摯に受け止める事が大切です。

困ったり、謝罪で迷ったときには先生に相談するのもいいでしょう。謝罪をするときのマナーを紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

子供が幼稚園~大学に行くと想定したときにかかる学費の平均

子供にかかる学費はいったいいくら?と思ったら急に怖くなる主婦はたくさんいます。子供にっかる学費の...

1歳10ヶ月の子どもが癇癪を起こす原因と対策!癇癪は成長の証

初めての子育てに奮闘中のママの中には、1歳10ヶ月の子供の癇癪に頭を悩ませている人もいるのではないで...

夜ご飯を食べない子供への対策!食べない原因とママにできる工夫

子供が夜ご飯を食べない事に頭を悩ませているママもいるのではないでしょうか。食事をしてくれないと栄養が...

子供のわがままをしつけるには?3歳の子供のしつけと叱り方

赤ちゃんだと思っていた子供がいつの間にかわがままを言うようになり、どのようにしつければ良いのかわから...

子育てにイライラ!子供に暴言を言いいそうになったときの対処法

子育てにイライラして暴言を言ってしまう・暴言を言ってはいけないと思っているのにやめられない。こんなお...

高校生男子の反抗期の特徴と心理・接し方!反抗期は成長の時期

それまでは反抗期がなかったのに、高校生になってから反抗期を迎えた高校生男子を育てているママたちの中に...

2歳児の食事のしつけ方法!よくある悩みとしつけ成功のポイント

お子さんが2歳になり、食事のマナーやしつけに対してお悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。...

子供が叫ぶ心理!2歳の子供が叫ぶ理由と親の対応・NGなこと

お店や公園・家の中で突然子供が叫ぶと、親もびっくりしてしまうものです。子供が突然叫ぶのは一体どんな心...

わがままな行動をする子供の原因や、対処方法などについて

子供にはさまざまなタイプがいますので、わがままを言う子供も珍しくはありません。しかし、毎日わがま...

4歳児の食事のしつけ・食べない理由と食事のマナーの教え方

4歳のお子さんを育てているママの中には、食事に関するしつけについて頭を悩ませている人もいるのではない...

すぐ謝る子供の心理を理解して叱り方に注意して接していこう

すぐ謝る子供の心には「お母さんに嫌われたくない」「お母さんが怖い」というような心理が隠されています。...

3歳児に教えたい食事のしつけと家族で楽しむ環境の作り方

調理に手間がかかる離乳食期が一段落し、やっと一人で食べられるようになってきたと安心したのも束の間、次...

子供の野菜嫌いは克服可能?野菜の摂取方法と子供の味覚について

子供が野菜嫌いだと、栄養面などが心配になっていしまい、少しでも野菜を摂取してほしいと考えます。...

子供が自分で片付けできるようになるのはいつ?しつけについて

子供の片付けはどのようにしつけをしたらいいのでしょうか?いつまでたっても散らかしっぱなしのお...

4歳は我慢ができない!我慢できる子供に育てるコツや訓練とは

子供は4歳くらいになると自我が強くなり、我慢ができないなどわがままを言うようになっていきます。しかし...

子供のトラブルで謝罪が必要なときとは?度合いによって判断しましょう

子供のトラブルで直接相手の子供と親御さんへ謝罪する必要があるかどうか、謝罪の方法についてはトラブルの度合いで判断しましょう。
幼稚園で他の子供と喧嘩して叩いたりちょっとしたかすり傷を負わせた程度では幼稚園の先生が仲裁して解決している場合が多く、その場合にはわざわざ電話をしたり訪れて謝罪をする必要はないでしょう。

参観日などで会った時には一言謝っておくとよい

幼稚園の子供では叩いたりかすり傷ができる程度は日常茶飯事です。

そういったかかわりで子供は人間関係を学習していきます。喧嘩になったという事はそれだけその子供と関わりを持っていたという事で、お互いに成長の糧となっている証拠です。親は子供のかすり傷程度で騒がないようにしましょう。

病院へ行くほどの怪我となるとそうはいきません

病院へ行くとなると時間や交通費などの費用が発生して子供もかなり痛い思いをしています。包帯を巻いて生活が制限される場合もあります。

大きな怪我を負わせてしまった場合には菓子折りを持参して両親揃って謝罪へ行くべきです。

その中間で、かすり傷にしてもちょっと大きい、内出血した場合などは電話で謝罪をするとよいでしょう。

ただ、怪我をさせた状況や親同士の関係、怪我の度合いにより一律に決められないので、迷った場合には幼稚園の先生によく状況を聞いて相談してみるとよいでしょう。

子供のトラブルで謝罪をするときには迅速にがポイント

謝罪をする場合には迅速であることが重要

可能な限りトラブルのあった当日中に謝罪しましょう。

相手の親御さんは子供が怪我をして帰宅したのを見て心穏やかではありません。時間が経つほどに何の音沙汰もない相手に怒りを募らせていく可能性があります。

人は見えない相手や会話をしていない相手に敵意を感じやすいもの

できるだけ早く相手に会って誠実に対応することにより相手の怒りを最小限に抑えることができます。
また、迅速さは誠意の表れともとられます。

謝罪が必要であると判断した場合には相手の都合を電話で確認したり、在宅している時間を目指して訪問しましょう。

  • トラブルの度合いに合わせて1000円から3000円程度の菓子折りを持参しましょう。
  • 謝罪する際は、相手にも悪い点があってもそれには一切触れずにお詫びの言葉を述べます。

そうして相手の子供の怪我の状況を聞き、医療費や交通費などの費用が発生していないか確認しましょう。費用が発生している場合には負担することを申し出ます。

子供のトラブルで謝罪の電話をする?しない?迷ったときは先生に相談

幼稚園や小学校で起こったトラブルで相手の親御さんに電話で謝罪をするべきかどうか迷った場合には先生に相談してみるとよいでしょう。
トラブルの状況を子供から聞いただけで詳しく把握できない場合や、親からの謝罪が必要かどうか判断できない場合には、状況を詳しく把握している先生に相談するとアドバイスをもらえる場合があります。

個人的な付き合いをしていない場合には相手先の電話番号がわかりません。
どうしても電話をかけたい場合には先生に相手先の了解を得てもらってから教えてもらう必要があります。

先生もその点は心得ているので、親から電話や会って謝罪をした方がよいと判断したらその旨の連絡がくるでしょう。

子供同士のトラブルに親が介入するべきかどうかは非常に難しい問題です。子供に責任感をつけさせるためには先生の仲介で子供同士で解決させるのが望ましいものです。親が介入すると子供に甘えが出るものです。

しかし、怪我の程度によっては子供同士で謝るだけではすまないものです。
その線引きはやはり状況を詳しく把握している先生に相談して判断するのがよいでしょう。

トラブル後に謝罪の手紙を書くときのマナーについて

謝罪の手紙を書くときには手紙の書き方を確認して礼儀正しいお詫び状を書きましょう。
礼儀に欠けていると却って仇となってしまう可能性もあります。

手紙の構成は「前文。主文。末文。後付け」でそれぞれの内容を順に書きます。
  • 前文
    まずは子供の行った行為を真摯に謝罪する言葉を述べます。
  • 主文
    トラブルに対して申し訳なく思っている心情と相手の子供への気遣い、今後このようなことが起こらないようにするという心構え、治療費等に関して記述します。
  • 末文
    とりあえず手紙でお詫びする旨を述べて完結させます。
  • 後付け
    記述年月日、署名、宛名を記述します。

子供のトラブルは親が真摯に謝罪することが重要

子供が他の子供に怪我をさせてしまったり、大切なものを壊したりするなどというトラブルが発生した場合には真摯に謝罪することが重要です。
原因や発端が子供にはなくても怪我をさせたり物を壊すという行為はやってはいけないことです。原因や発端とは切り離して、子供のやってしまった行為を真摯に受け止めて謝罪しましょう。

「うちの子が怪我させたのは悪いけれど、最初にお宅のお子さんが酷いことを言ったので…」などと言ってはいけません。
今回の謝罪は喧嘩に対してではなく「怪我をさせてしまったこと」に対して謝罪するのです。

子供を頭ごなしに叱るのはやめましょう

子供の気持ちをよく聞いてまずは子供の気持ちに理解を示します。その後に「どんなに腹の立つことを言われたりされても怪我をさせるようなことは絶対にやってはいけない」と教えましょう。
子供がその様な行為を行うまでには怒りや悲しみ、悔しさなどの感情が生じているものです。その気持ちを理解しようともせずに叱られると子供は「親は自分を理解してくれない」と思い親への信頼感が失われていきます。

子供の気持ちを理解してあげることで子供の心は落ち着き物事を冷静に考える事ができるようになり、親への信頼感も育ちます。