勉強嫌いになる原因と対処法。小学生が勉強嫌いになる理由

子供が、家でなかなか勉強をしなくて困っているという方も多いと思います。何度言ってもなかなか宿題に取り掛からずに、つい口うるさく言ってしまうという方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、子供が勉強嫌いになる原因や、それぞれのタイプに合わせた対処法についてご紹介します。
原因はいくつか考えられます。お子様のタイプに合わせて、親の接し方にも気を付けてみましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

子供が我慢できないのは親の責任?我慢や待つことを教えるには

順番を守れない、欲しいものは欲しいと泣いて駄々をこねる…どうしてうちの子供は我慢できないのだろうかと...

子供がトラブルを起こしたら!菓子折りの渡し方や謝罪方法

子供のトラブルは子育てではつきものと言っても良いくらい、多少なりともあるものです。しかし相手...

子供が暴れるなら子供の自尊心を高めるしつけをして改善しよう

近年暴れる子供急増しているそうです。我が子がまさに暴れる子供で頭を悩ませている親もいるでしょう。...

わがままな行動をする子供の原因や、対処方法などについて

子供にはさまざまなタイプがいますので、わがままを言う子供も珍しくはありません。しかし、毎日わがま...

子供が叫ぶ心理!2歳の子供が叫ぶ理由と親の対応・NGなこと

お店や公園・家の中で突然子供が叫ぶと、親もびっくりしてしまうものです。子供が突然叫ぶのは一体どんな心...

高校生男子の反抗期の特徴と心理・接し方!反抗期は成長の時期

それまでは反抗期がなかったのに、高校生になってから反抗期を迎えた高校生男子を育てているママたちの中に...

すぐ謝る子供の心理を理解して叱り方に注意して接していこう

すぐ謝る子供の心には「お母さんに嫌われたくない」「お母さんが怖い」というような心理が隠されています。...

子供が苦手で接し方がわからない人におすすめな対処方法

子供は可愛いものと、世間の人達は言ったとしても、自分にとっては未知の生き物のように感じたり、接し方が...

2歳なのにイヤイヤ期がひどい?イヤイヤとの付き合い方

2歳のイヤイヤ期がひどいときにはどのようにして付き合えばいいのでしょうか。声をかける全部をイ...

高校生の男の子の反抗期・思春期の特徴と母親にできる対処法

高校生の男の子の子育てをしているお母さんの中には、反抗期を迎えた息子にどのように接すればいいのかわか...

3歳児に教えたい食事のしつけと家族で楽しむ環境の作り方

調理に手間がかかる離乳食期が一段落し、やっと一人で食べられるようになってきたと安心したのも束の間、次...

子供が食事をする時に気をつけたい、しつけのコツ

子供を育てているなかで、悩みごとが多いのが「食事」です。「ご飯を食べてくれない」、「何度言っても...

中学一年生が一番難しい?中一女子の特徴と接し方を紹介します

中学校一年生になってから何かと口答えをするようになった、または無視をするなど中一女子の特徴にはどのよ...

子育てにイライラ!子供に暴言を言いいそうになったときの対処法

子育てにイライラして暴言を言ってしまう・暴言を言ってはいけないと思っているのにやめられない。こんなお...

子供の野菜嫌いは克服可能?野菜の摂取方法と子供の味覚について

子供が野菜嫌いだと、栄養面などが心配になっていしまい、少しでも野菜を摂取してほしいと考えます。...

子供が勉強嫌いになる原因、わからないところでつまづいて進めない

子供が家で勉強をしない時には、勉強が嫌いなことが原因であることも多い

どんな子供でも、自分が簡単にできることはそれほど嫌いにはなりません。
しかし躓いてしまうと、「嫌い」になってしまうことがあります。

算数がとても良い例で、足し算・引き算が出来なくては、掛け算・割り算で躓くのは当たり前ですよね。
その後に勉強する分数なども基本の足し算・引き算・掛け算・割り算が出来なくては、約分や通分も出来ません。

一度躓いてしまうと、それに関連する勉強はなかなか先に進めずに滞ってしまいます。

躓いた場所へ一旦戻り勉強し直すのがもっとも良い方法ですが、その頃にはすでに悪い点数で怒られたりするなどして苦手意識が芽生えてしまい、嫌いだから勉強しない、勉強しないからさらに出来くなるという負のスパイラルへ陥ってしまっていることがほとんどです。

他人と比較されてしまうのが勉強嫌いの原因に

勉強が嫌いになる原因の一つは、点数がつけられることです。

テストの点数はその単元の理解度を示すものですが、「点数=自分の評価」のように感じてしまうことも多いものです。

点数が良い子供はこれを励みにより勉強に力を注げますが、点数が悪い場合にはそうはならないのはすぐに想像がつくことでしょう。

「お姉ちゃんは勉強できたのに。」とか「〇〇さんは良い点数だった。」のように言われると、口にした人にそのつもりがなくても、言われた方は比較されと感じてしまうかもしれません。
また、「私の方が良い点数だった。」などと言われると、見下されたように感じることもあるでしょう。

このように子供が受け取ってしまうと劣等感が生まれて、「勉強は嫌いだ。」と思う原因になってしまいます。

悪気なくつい口をついて出てしまような一言ですから、ぜひ注意したいですね。

将来勉強は何の役にも立たないと思うのが嫌いな原因

勉強が嫌いという子供の中には、理由を聞くと「将来使わないから。」と答える子もいます。

確かに何のために行うのかわからないのに繰り返し行う作業は、苦痛でしかありません。

私は子供たちには「損をしたくないのであれば、勉強しなさい。」と言っています。ですが、小学校で習う国語の漢字や算数の基本的な計算は日常生活でも使います。
もちろん社会生活でも必要になります。算数が出来なかったら、買い物してお釣りが少ないことにも気づけません。
漢字が読めなければ、欲しい情報見つけられません。

勉強は自分のためにするものなのです。

しかし、算数が数学となるころの公式などは、社会生活ではあまり使う機会が無いのも事実でしょう。
ですが、物ごとを論理的に捉えてたり、情報を読み取ったりするためには生かすことのできるスキルもあります。

将来の進むべき道が決まったのなら、専門的にその道だけを進むのも良いと思います。
しかし、まだ将来については漠然としか考えていないことの方が多いですよね?
であれば、どのような道に進んでも対応できるように、勉強しておいても損はないはずです。

「勉強しなさい」が逆効果になることも

宿題もせずに遊んでばかりいるとついつい口をついて出るのが、「勉強しない!」の一言ですよね。
しかし、これは逆効果になること多いもの。「〇〇しなさい!」という言葉からは、強制をイメージします。

もし子供が「後で」勉強しようと本当に思っていたとしても、この強制の一言を投げかけるだけで一気にやる気を失います。
これは、大人でも一緒ですよね?

こういう時にぜひ代替えとして使ってほしいのが、「一緒に勉強しよう!」です。
一緒にと誘われると、「それじゃあ…」という流れになるのは想像に容易いですよね。
大きくなるとノッてくれないこともありますが、小学生くらいであれば高確率で一緒に勉強してくれますよ。

子供を褒める時には具体的に頑張ったところを評価

子供に勉強を好きになってもらいたいと言う想いから、「褒める」を取り入れるご家庭は多いと思います。
しかし、あまり効果がないように感じているなら、褒めるポイントが良くないのかもしれません。

テストの点数が良い時に褒める。
これは、実はあまり効果がない褒め方の1つです。

「テストの点数が良い時に褒める=点数が悪いと認めてもらえない」と子供が受け取ってしまうかもしれないからです。
テストの良い点数を褒めるのは、子供にとっては実は次も良い点数を取らないといけないとプレッシャーをかけることだったりするのです。

せっかく褒めるのであれば、子供の行動について褒めた方が効果的です。

「机に座って宿題をした」、「〇〇を暗記出来た」などとというように行動を褒めれば、子供はプレッシャーを感じることなく勉強に励むことができますよ。

また、行動を褒めることは子供を見守っているというサインにもなります。
それは、子供にとっては安心できる材料の1つです。

褒め方1つで勉強を好きなってくれるかもしれないのですから、ぜひ子供が勉強しやすい声かけを行いましょう。