わがままな行動をする子供の原因や、対処方法などについて

子供にはさまざまなタイプがいますので、わがままを言う子供も珍しくはありません。
しかし、毎日わがままを言ったり、いつもは良い子なのに、突然わがままを言いだしたりするのには、どんな理由があるのでしょうか。
ここでは、子供がわがままを言う原因や、その対処方法などについてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

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子供がわがままを言うのには、こんな原因が

子供がわがままを言うのは「甘えている」「親の関心を引きたい」「眠たい」場合がほとんどです。

子供は大人が思っている以上に様々な事を頑張っています。特に保育園や幼稚園などへ親から離れて行くようになると、親のようには甘えていられないのでとても頑張っています。
外で頑張ってくるので家では疲れて甘えたくなります。わがままを言っても嫌われない、聞いてくれるという安心感からついわがままを言ってしまう場合があります。

また、子供は親からの愛情を非常に多く求め必要としています。

まだ自分で生きていく力がないので親の保護が不可欠です。そんな自分の生命、存在に欠かせない親からしっかりと愛されていると感じることができないと子供は不安になり何とか自分に関心を引きつけようとします。それでわがままを言うようになる場合があります。

子供は眠たい時はとにかくわがままになり何を言っても聞かなくなる場合があります。

普段なら聞くような事も一切受け入れずひたすらごね続けます。「眠たいのかい?」と聞くと「眠たくない!」と怒りますが間もなくコテッと寝てしまいます。眠たくなるとわがままを言ってごねる子供は非常に多いでしょう。疲れている時も同様です。

子供のわがままの原因を知ったら、良い対処をしよう

子供のわがままがどの原因によるものか見極めて対処しましょう。

保育園や幼稚園など他で頑張ってきたので甘えてわがままを言っている場合には優しくわがままに付き合ってあげましょう。ただ、わがままを聞き入れてその通りにするというのではなく、怒ったりしないで優しく主張を受け入れてあげるのです。子供の目をよく見て話を聞いて「そうなの。そうしたいんだね」と「よくわかった」という風にうなずきます。そういして頭を撫でたり抱っこして気持ちを受け止めます。

それから「でもね、今はそれはできなんだよ。それはお母さん困っちゃうな…」などと叶えてあげられないことを伝えます。子供が「いやだ!」などとわがままを言い続けてもぎゅっと抱っこしたり、逃げていくようならそのままにしておきましょう。あくまでも怒ったり叱るのではなく温かく見守るように対応するのことが大切です。親にしっかりと認められて愛されていると感じられ、子供の気持ちは落ち着きます。

親の関心を引きたくてわがままを言っている場合にも同じ様に対応します。「親が自分の意見をしっかりと聞いてわかってくれた。親が自分を大切に思っている」という事が伝わると子供の心は満足して落ち着きます。

眠い場合には「そうなの」とよく話を聞いて「でも今は出来ないんだよ」などと伝えながらぎゅっと抱っこしているとじき寝てしまうでしょう。イヤイヤして逃げて行った場合にはそのままにしておくと寝てしまうので、布団に入れたりしてあげましょう。

子供の叱り方が間違えていると、わがままを加速させる原因に

子供は親のことが大好きです。わがままを言うのは「困らせてやろう。怒らせてやろう」などということは考えていません。外で頑張ったので甘えたい場合や「自分の方を見てほしい」という気持ちが根底にあります。
子供は優しくしてほしいのです。そんな時に親が「何言ってる!」などと叱ると子供は「親が自分の事が嫌いなのだ」と思い不安な気持ちに陥ってますますわがままを言うようになります。それを繰り返していくと子供は親の愛情が感じられず嫌われていると思い、親に対する信頼感が失われていきます。親子関係に深い溝ができてしまいます。

また、わがままを言った時にそのまま主張が通ると「わがままを言うと望みが叶う」と学習して望みがあるときにはすぐにわがままを言うようになります。

わがままを言った場合にはとにかくまずは子供の気持ちを受け止めることが大切です。それから、そのわがままを聞けない理由を話してたしなめましょう。間違ってもいきなり叱ってはいけません。

家でわがままな子供は、外でもわがまま?他の人の意見も聞いてみよう

家では凄くわがままでも外ではとても聞き分けがよく良い子供は多くいます。

子供も外では頑張っているのです。

幼稚園でママ達と話をしていて、溌剌としてとっても聞き分けの良い子供のママに「○○ちゃんはとっても偉いね」と言うと「いや~家ではわがままで酷いのよ」という返答が返ってくる場合が非常に多くあります。

我が家の幼稚園へ通う息子もあるとき「ぼく幼稚園ではいい子なの」と発言したので「おうちでは?」と聞くと「…おうちでは悪いの」とニヤニヤしながら言いました。子供なりに幼稚園という外の場所と家庭とで自分を使い分けているのだと感心しました。

「家ではわがまま、外では良い子」なら問題ありません。

問題なのは「家では良い子、外ではわがまま」です。家でわがままが言えるのは親を信頼して安心できる場所となっている証拠です。親が厳しすぎると家でわがままが言えない分外で発散して周囲に迷惑をかけるような子供になってしまう場合があります。
わがままには温かく対応してあげましょう。

子供のわがままは、本当にわがままなのか、しっかり見極めよう

子供がわがままを言った時にその通りにしていると子供は欲しい物が手に入るし快適なのでどんどんとわがままを言うようになります。
そうして言うようになったわがままなのか、「甘えたい、関心を引きたい」わがままなのかをしっかりと見極めましょう。

これまでわがままを通させてしまっていた場合には、まずは優しく気持ちを受け止めてから毅然とした態度で断るようにします。それを繰り返していくとわがままが通らないことを学習します。
大切なのはわがままは通させない、でも気持ちは温かく受け止めてあげることです。