息子の反抗期と父親の役割、子供扱いせず求められるまで見守ろう

反抗期を迎えた息子の対応に戸惑う母親は多いですが、反抗期の息子と父親との関係に悩むこともあります。
息子に注意したいことは山程あるのに、親に対してまるで馬鹿にでもするような態度をとる息子にイライラしてしまいます。
父親としてビシッと息子を叱ってほしいと思ってしまいますが、反抗期の息子にとって父親はどんな存在になるべきなのでしょうか。父親の役割とは?
対応を間違えてしまうと反抗期が長引く可能性も。夫婦仲も子供に影響しますので、夫婦円満を心がけましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

中学生の息子の反抗期に向き合う!上手な接し方や見守りのコツ

中学生の息子が反抗期でいつもイライラして困っているというお母さんもいるのでしょうか。子供が反抗期にな...

思春期で反抗期を迎えた子供への親の対応と大切な心構え

思春期を迎えた子供は、今までよりも親に対して距離を置くようになり、反抗期特有の行動が見られる子供が増...

4歳の反抗期【男の子の特徴】ママにできる対応と乗り越え方

4歳の男の子を育てているママの中には、男の子の反抗期について頭を悩ませている人もいるのではないでしょ...

反抗期女子への対応に正解はないがぶれない姿勢でいることが大切

反抗期の女子に対して親はどう対応すべきか悩み、どうにもできずに親としての自信を失ってしまうかもしれま...

親に反抗ができない高校生の理由と子供への上手な接し方を紹介

高校生になっても親に反抗ができないのは、育て方に問題があるからなのかと不安になっていませんか?反抗期...

思春期の息子への親の接し方【反抗期の男の子の特徴】

思春期を迎える頃のお子様は、反抗期も間もなく訪れるという方が多いと思います。反抗期になり、今までとは...

反抗期の息子の特徴と接し方について。反抗期に疲れた親の対処法

子供が反抗期を迎えると、今までの素直な息子とは別人になってしまい、戸惑ってしまう方も多いと思います。...

子供に習わせたいスポーツの習い事。小学生男子に人気の習い事

子供に何か習い事をさせたいという時には、うちの子にはどんな習い事が向いているのかと親も悩むと思います...

中学生の平均睡眠時間と理想の睡眠時間は?成長期の睡眠は大切

中学生のお子さんを育てているお母さんの中には、子供の睡眠時間が足りていないのではないかと心配している...

6歳の反抗期【中間反抗期】女の子の気持ちの様子と特徴・接し方

6歳の女の子の子育てをしているママの中には、子供の反抗的な態度に頭を悩ませている人もいるのではないで...

シングルマザーの特徴について生活や経済状況と子供への注意点

シングルマザーには共通してある特徴があります。シングルマザーとして一人で子育てをするのは大変なことで...

思春期のイライラへの対処法と反抗期を迎えた子供との接し方

子供を持つ親なら、誰でも一度は経験するであろう、子供の思春期。小さい頃から可愛がって育ててきた我...

思春期の親子関係は何が正解?中学生の女の子への正しい接し方

子どもが中学生くらいの年齢になると、思春期を迎えて親に反抗的な態度を取るようになります。思春期を迎え...

中学生の女子はめんどくさい!母と娘の関係と思春期女子への対応

中学生の女の子を育てているお母さんの中には、「女子中学生は本当にめんどくさい!」と思っている人もいる...

中学2年生、思春期男子の特徴と関わり合い方について

中学2年生というと思春期真っ只中。体がどんどんと大人へと変化するだけでなく、同時に自我意識の発達...

反抗期の息子にとって父親はどんな存在になるべきか、父親の役割とは

反抗期の息子は、父親よりも母親に強くぶつかってくる事が多い傾向にあります。

普段一緒にいることの多い母親の方が息子に反抗されやすく、一人で思い悩んでしまうこともあるようです。

そんな時は、父親の出番です。

反抗期を乗り切るためには、父親と息子の関係が非常に大切です。

反抗期の息子に対して父親が担う役割について3つ説明します。

  • 息子の避難所になる
    母親と口論になることが多い子供の場合、母親に対してどんなに強く反抗していたとしても、少なからず罪悪感を抱えているものです。
    後悔したり反省していても、母親には伝えることができず、モヤモヤしてしまうこともあるようです。
    罪悪感を抱えたままにしておくと、子供は自分を責めるクセが付いてしまいます。
    そんな時に父親が「本当は反省しているよな」と子供の気持ちを代弁してあげたり「気持ちはわかるけど、お母さんもお前を心配しているんだよ」と違った見方を用意してあげることで子供の罪悪感を和らげてあげることができます。
  • あえて邪魔な存在になる
    反抗期の子供には「邪魔な存在」が必要です。
    反抗期に父親が子供に嫌われたりウザがられたりすることは、発達的に健康で健全な親子関係であるという証拠でもあります。
    父親が邪魔な存在になると、息子にとって「思うように物事を進められない」ということになります。
    反抗したり強く物事を言えば何でも思い通りになると思わせないためにも、少し邪魔な父親の存在が必要なのです。
  • 体を張って母親を守る
    激しい反抗期の場合、息子が母親に対して暴力を振るう場合もあります。
    母親に身体的な被害が出てしまったら、父親は体を張って母親を守る必要があります。
    たとえ可愛い息子でも、母親を傷つけることは絶対に許さないという強い姿勢を見せることが大切です。
    反抗期の子供は弱いものから順に暴力を振るう傾向にあります。
    一番最初は物に当たり、次にペット、妹や弟、母親、そして最後に父親になります。
    暴力が父親に向かうのは最終段階で、かなり危機的な状況です。
    そうなる前になんとか子供を止めてあげるのも父親の大切な役割です。

息子が反抗期で母親の言うことを聞かないときこそ父親の出番

反抗期の子供は、大人からの強制を一番嫌います。

母親の言うことを聞かないことなんて日常茶飯事で「反抗」「無視」は当たり前という場合もあるでしょう。

何を聞いても「別に」「うるさい」の一言で済ませ、親との交流を避けるようになります。

そのくせ自分の欲しいものは欲しいとちゃっかり主張してきます。

そんなときは父親の出番です。

何か欲しい物を言ってきたときに「そんなものはダメだ」と門前払いをするのではなく、きちんと話を聞いてあげるようにしましょう。

どうして欲しいのか理由を聞き、理由によって必要な場合は買ってあげ、必要ないと思えば買わずにきちんと買わない理由を説明してあげます。

門前払いもやってはいけませんが、子供に媚を売ることも良くありません。

反抗期の場合も、そうでない場合でも、子供に対して親の考えや価値観をはっきりと示すことが大切です。

頭ごなしに拒絶して強制的に考えを押し付けるのではなく、子供の話をしっかりと聞いた上で親の主張を冷静に伝えるように心がけましょう。

息子を子供扱いする父親だと親子関係が悪化し反抗期が長引く可能性も

息子が反抗期に入ったら、何でも親の思う通りにやらせようとするのではなく、まずは子供の意見を聞いてあげるようにしましょう。

例え子供が失敗したとしても「だから言っただろ」「できないと思っていた」など、子供を否定するような言葉は絶対にNGです。

反抗期の息子は、父親をうっとうしく思う反面、父親から認められたいという気持ちを強く持っています。

男の子は基本的に父親を尊敬しているもので、父親にはいつまでも威厳を保っていてほしいと願っています。

そんな父親からいつまでも子ども扱いを受け続けると、悔しさからどんどんと反抗の力を強めてしまうのです。

反抗期の時期は、父親が少しずつ大人に近づいていく息子を認めてあげ、ある程度大人扱いをしてあげる事が大切です。

父親と息子の関係が上手くいかなくなったら、母親がフォローに入る必要があります。

お互いの気持ちをさりげなく伝え、2人の関係を取り持ってあげましょう。

息子から求められるまで父親は見守る姿勢で

息子にとって父親は、一番身近な大人の男性です。

意識していなくても、大人の男性のお手本として父親を見ています。

「ミラーリング」と言って、親の行動を子供は無意識に真似してしまうのです。

些細なことで怒鳴るような父親なら、子供もキレやすくなり、だらしない父親なら、子供もだらしなくなります。

息子を素敵な男性に育てたいのなら、せめて息子の前だけでも、お手本となるようなカッコイイ男の背中を見せましょう。

何より大切なのは、父親が家族を大切に思っている姿をしっかりと見せてあげる事です。

反抗期を迎えたら、子供にアレコレ命令するのは禁止です。子供に失敗をさせたくないのが親心ですが、失敗を経験する事はとても重要です。自分で考える力を身に付けるためには、失敗からの多くの事を学ぶ必要があります。先回りして子供にアレコレ指示を出すのではなく、子供が父親を頼ってくるまではグッと堪えて見守ってあげましょう。

息子が嫌う父親像、夫婦仲も子供に影響するので注意

家族のために一生懸命働いているのに、反抗期の息子に嫌われてしまう…。

自分の何がいけないんだ…とショックを受けてしまうお父さんも多くいるでしょう。

親の心子知らずとよく言いますが、子の心親知らずという事もあるのです。

どんな父親が息子に嫌われやすいのか

  • 偉そうな父親
    常に上から目線で子供に接していれば、当然嫌われてしまいます。
    子供の言い分を聞かず、自分の意見だけを押し付けてくるような父親は尊敬される事はないでしょう。
    一番問題なのは、偉そうにしている事に自覚がない人もいるという事です。
    自分は偉そうな父親ではないか…妻に確認してみましょう。
  • 頼りにならない父親
    父親がオドオドした態度をとったり、大切な事を母親に任せっきりの場合は、子供から頼りにならない父親だと思われてしまいます。
    子供から自分がどう思われているのかをしっかりと見つめ、普段の行動を見直す必要があるでしょう。
    子供は親の背中を見て育ちます。
    反抗期の時期に父親を尊敬する気持ちが持てなければ、一生慕われる事はないかもしれません。
  • 母親と仲が悪い父親
    夫婦の仲が悪いと、子供は心に痛みを感じてしまいます。
    子供に隠れて夫婦喧嘩をしているつもりでも、子供は敏感に感じ取ります。
    家族がいつも仲良く笑顔でいてほしいと思うのは普通の感情です。
    子供のためにも、しっかりと夫婦で向き合い、関係を修復する事が大切です。