反抗期を迎えた息子の対応に戸惑う母親は多いですが、反抗期の息子と父親との関係に悩むこともあります。
息子に注意したいことは山程あるのに、親に対してまるで馬鹿にでもするような態度をとる息子にイライラしてしまいます。
父親としてビシッと息子を叱ってほしいと思ってしまいますが、反抗期の息子にとって父親はどんな存在になるべきなのでしょうか。父親の役割とは?
対応を間違えてしまうと反抗期が長引く可能性も。夫婦仲も子供に影響しますので、夫婦円満を心がけましょう。
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反抗期の息子にとって父親はどんな存在になるべきか、父親の役割とは
反抗期の息子は、父親よりも母親に強くぶつかってくる事が多い傾向にあります。
普段一緒にいることの多い母親の方が息子に反抗されやすく、一人で思い悩んでしまうこともあるようです。
そんな時は、父親の出番です。
反抗期を乗り切るためには、父親と息子の関係が非常に大切です。
反抗期の息子に対して父親が担う役割について3つ説明します。
- 息子の避難所になる
母親と口論になることが多い子供の場合、母親に対してどんなに強く反抗していたとしても、少なからず罪悪感を抱えているものです。
後悔したり反省していても、母親には伝えることができず、モヤモヤしてしまうこともあるようです。
罪悪感を抱えたままにしておくと、子供は自分を責めるクセが付いてしまいます。
そんな時に父親が「本当は反省しているよな」と子供の気持ちを代弁してあげたり「気持ちはわかるけど、お母さんもお前を心配しているんだよ」と違った見方を用意してあげることで子供の罪悪感を和らげてあげることができます。 - あえて邪魔な存在になる
反抗期の子供には「邪魔な存在」が必要です。
反抗期に父親が子供に嫌われたりウザがられたりすることは、発達的に健康で健全な親子関係であるという証拠でもあります。
父親が邪魔な存在になると、息子にとって「思うように物事を進められない」ということになります。
反抗したり強く物事を言えば何でも思い通りになると思わせないためにも、少し邪魔な父親の存在が必要なのです。 - 体を張って母親を守る
激しい反抗期の場合、息子が母親に対して暴力を振るう場合もあります。
母親に身体的な被害が出てしまったら、父親は体を張って母親を守る必要があります。
たとえ可愛い息子でも、母親を傷つけることは絶対に許さないという強い姿勢を見せることが大切です。
反抗期の子供は弱いものから順に暴力を振るう傾向にあります。
一番最初は物に当たり、次にペット、妹や弟、母親、そして最後に父親になります。
暴力が父親に向かうのは最終段階で、かなり危機的な状況です。
そうなる前になんとか子供を止めてあげるのも父親の大切な役割です。
息子が反抗期で母親の言うことを聞かないときこそ父親の出番
反抗期の子供は、大人からの強制を一番嫌います。
母親の言うことを聞かないことなんて日常茶飯事で「反抗」「無視」は当たり前という場合もあるでしょう。
何を聞いても「別に」「うるさい」の一言で済ませ、親との交流を避けるようになります。
そのくせ自分の欲しいものは欲しいとちゃっかり主張してきます。
そんなときは父親の出番です。
何か欲しい物を言ってきたときに「そんなものはダメだ」と門前払いをするのではなく、きちんと話を聞いてあげるようにしましょう。
どうして欲しいのか理由を聞き、理由によって必要な場合は買ってあげ、必要ないと思えば買わずにきちんと買わない理由を説明してあげます。
門前払いもやってはいけませんが、子供に媚を売ることも良くありません。
反抗期の場合も、そうでない場合でも、子供に対して親の考えや価値観をはっきりと示すことが大切です。
息子を子供扱いする父親だと親子関係が悪化し反抗期が長引く可能性も
息子が反抗期に入ったら、何でも親の思う通りにやらせようとするのではなく、まずは子供の意見を聞いてあげるようにしましょう。
例え子供が失敗したとしても「だから言っただろ」「できないと思っていた」など、子供を否定するような言葉は絶対にNGです。
反抗期の息子は、父親をうっとうしく思う反面、父親から認められたいという気持ちを強く持っています。
男の子は基本的に父親を尊敬しているもので、父親にはいつまでも威厳を保っていてほしいと願っています。
そんな父親からいつまでも子ども扱いを受け続けると、悔しさからどんどんと反抗の力を強めてしまうのです。
父親と息子の関係が上手くいかなくなったら、母親がフォローに入る必要があります。
お互いの気持ちをさりげなく伝え、2人の関係を取り持ってあげましょう。
息子から求められるまで父親は見守る姿勢で
息子にとって父親は、一番身近な大人の男性です。
意識していなくても、大人の男性のお手本として父親を見ています。
「ミラーリング」と言って、親の行動を子供は無意識に真似してしまうのです。
些細なことで怒鳴るような父親なら、子供もキレやすくなり、だらしない父親なら、子供もだらしなくなります。
息子を素敵な男性に育てたいのなら、せめて息子の前だけでも、お手本となるようなカッコイイ男の背中を見せましょう。
何より大切なのは、父親が家族を大切に思っている姿をしっかりと見せてあげる事です。
息子が嫌う父親像、夫婦仲も子供に影響するので注意
家族のために一生懸命働いているのに、反抗期の息子に嫌われてしまう…。
自分の何がいけないんだ…とショックを受けてしまうお父さんも多くいるでしょう。
親の心子知らずとよく言いますが、子の心親知らずという事もあるのです。
どんな父親が息子に嫌われやすいのか
- 偉そうな父親
常に上から目線で子供に接していれば、当然嫌われてしまいます。
子供の言い分を聞かず、自分の意見だけを押し付けてくるような父親は尊敬される事はないでしょう。
一番問題なのは、偉そうにしている事に自覚がない人もいるという事です。
自分は偉そうな父親ではないか…妻に確認してみましょう。 - 頼りにならない父親
父親がオドオドした態度をとったり、大切な事を母親に任せっきりの場合は、子供から頼りにならない父親だと思われてしまいます。
子供から自分がどう思われているのかをしっかりと見つめ、普段の行動を見直す必要があるでしょう。
子供は親の背中を見て育ちます。
反抗期の時期に父親を尊敬する気持ちが持てなければ、一生慕われる事はないかもしれません。 - 母親と仲が悪い父親
夫婦の仲が悪いと、子供は心に痛みを感じてしまいます。
子供に隠れて夫婦喧嘩をしているつもりでも、子供は敏感に感じ取ります。
家族がいつも仲良く笑顔でいてほしいと思うのは普通の感情です。
子供のためにも、しっかりと夫婦で向き合い、関係を修復する事が大切です。