子供が小学生にくらいになると、家のお手伝いもいろいろなことができるようになります。しかし、親がお手伝いを頼んでも、なかなか腰を上げてくれなかったり、約束していたはずのお手伝いを「忘れた」と言って、そのままになっていたりということも多いと思います。
そこで、なかなかお手伝いをしない子供に、お手伝いに興味を持ってもらうための方法をご紹介します。
お手伝いには、さまざまなメリットがあります。口出ししたくなる気持ちを抑えて、子供に任せる気持ちの余裕も大切です。
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子供がお手伝いから学ぶこと
お手伝いは子供の学びになる
子供の自立心を養う
子供はお手伝いを通して生活する上で大切なことを学びます。
親がどうこう教えるよりも、実際に感じ、経験することで子供はその重要さを知ることができます。
- 服をたたまないと服がしわくちゃになる
- 着たい時に困る
- 掃除をしないと部屋にゴミが落ちていて居心地の良い部屋にならない
- 玄関掃除をしないと帰宅時に汚い玄関を見て気分が沈む
このように感じて実際にやることで服の畳み方、掃除機のかけ方、玄関掃除の仕方までも学びます。
これが全て自立心への一歩となるのです。
手伝いで親子の時間を持つことができる
子供がお手伝いをしないなら、スタンプやシールなどで子供にお手伝いが楽しいと思ってもらえる工夫をしてみましょう。
それがコミュニケーションに繋がります。
子供は親とコミュニケーションをとり、親に愛されていることを確認できてこそ心が豊かになっていきます。
子供がお手伝いしてくれるとお母さんはとても楽ですよね。
それが子供の成長にも繋がるのでお手伝いは一石二鳥なのです。
お手伝いしない子供に自分からお手伝いをするようになる工夫
子供にお手伝いしてもらう工夫
前述の通り、子供のお手伝いはお母さんが楽になるためだけではありません。
子供の学びや成長に繋がるのです。
しかし、そのお手伝いのやらせ方を間違ってしまうと、子供はお母さんのエゴとしか受けれ取れなくなってしまいます。
口調に気をつける
「あれしなさい」「これしなさい」と、命令口調だと、子供はやりたくなくなります。
とこんな風に思ってしまいます。
- 「掃除機してくれたら助かるな」
- 「みんなが気持ちよく帰ってこれるように玄関掃除して欲しいな」
など子供を促すように声をかけてみましょう。
最初は一緒になってする
子供はお母さんと一緒に物事をすることでやる気がでます。
正しいやり方を教えてあげるためにも子供と一緒になってしてみましょう。
やり方がわかると普段しないお手伝いでもやる気がアップしますよ。
楽しめるように考える
子供がどうしたら積極的にお手伝いをしてくれるか、楽しめるかを考えてみましょう。
スタンプやシールを使ってやった日を埋めていく、1週間や1ヶ月、目的の回数できたらちょっとしたご褒美を設定すると子供が楽しめます。
我が家では10回お手伝い達成したらシフォンケーキを焼きます。
果物と生クリームを乗せて食べるシフォンケーキが子供達は大好きなのです。
習い事などでお手伝いが出来ない日が多いので、生活スタイルに合わせて設定回数を少なめにしています。
お手伝いをしない子供にはタイミングを予告
お手伝いをなかなかしない子供にはタイミングを見計らおう
- 来月から
- ○年生になったら
- ○歳になったら
タイミングを設定しておくことで、子供はお手伝いに取り掛かりやすく、覚悟ができます。
家庭によって様々ですが、お手伝いしない子供に対し諦めているお母さんも多いです。
女の子は男の子よりも精神年齢が高いと言われているのもわかるほど、どんな工夫も私の読みが読まれて意味がなく…。笑私は短時間のパートなので家にいる時間も多く、実際はそこまで子供にお手伝いさせるほどでもありません。
私がやろうと思えばできるのです。
しかし、それは子供の学びに繋がらない事実があると知り、試行錯誤の上、考えついたのが以下の通りです。
- 9歳になったらお手伝いをしてもらう(9歳になる2ヶ月ほど前に言いました)
- 10回スタンプ溜まったら大好なシフォンケーキをご褒美に焼く
この作戦は大成功で9歳になってから半年過ぎましたが今でもお手伝いを続けてくれています。
お手伝いは子供の学びのためと言えども、私もかなり楽させてもらっています。今は、親も子もプラスになるお手伝いは「最高!」と思っています。
お手伝いをしない子供にさせないために親がやりがちなNG行動
子供がお手伝いしないのは親に原因があるかも
子供にお手伝いをしてもらって出来が悪かったことに文句を言ってしまったことはありませんか。
子供がちゃんとできるように1度か一緒にやってあげたことはありますか。
毎日子供の目の前でお母さんがやっていることは、子供はわかっていて当たり前と思ってしまいがちです。
しかし、子供はお母さんが何をしているかを認識していても、そのやり方までは見ていません。
大人でも、見てできると思った事でも、いざやろうとすれば上手くいかないことってよくありますよね。
子供も同じです。
それがわかれば子供なりに頑張ってくれます。
そして最初から完璧にできる子供はいません。
上手く出来ていなくても、まずは「ありがとう」「助かったよ」と感謝の気持ちを伝えましょう。
それから、「こうすれば上手くいくよ」と教えてあげてくださいね。
子供のお手伝いは見守るスタイルで
子供のお手伝いは見守ろう
子供のお手伝いの様子を見ていると、ついつい口を出したくなります。
「勉強しなさい!」のように「そうじゃない」「もっとこうやって」と口癖のようになっているお母さんも少なくないでしょう。
これでは子供のやる気を失わせてしまいます。
見守るスタイルを徹底し、いつか上達する事を信じましょう。
見てて明らかに効率が悪いやり方や間違ったやり方をしている時には、優しくやり方を教えてあげてください。
ある程度できているなら、出来の綺麗、汚いにこだわるのではなく、やってくれたことを褒めてあげましょう。