思春期を迎える頃のお子様は、反抗期も間もなく訪れるという方が多いと思います。反抗期になり、今までとは違う息子さんの態度に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
そこで、反抗期の男の子の特徴や、親の接し方についてご紹介します。思春期は、大人になるための階段を登り始めました。親も子供のことを一人の人間として、認めてあげることが大切です。
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思春期の息子の接し方に戸惑う方へ。まずは反抗期の特徴
思春期の男の子は、イライラすると物に当たったり、暴力的な言動したり、反抗的な態度を取ってきます。
壁や机を叩いて大きな音を出したり、親に対して暴言を吐くような事もあるでしょう。また、挨拶や返事をしないなど、親を無視するような態度を取ってくる事もあります。
思春期の男の子は、親が思っている以上にたくさんの悩みを抱えている
体が急激に大人へと成長していき、自分の変化に心が追いつきません。
友達関係に悩み、恋に悩み、自分の容姿への劣等感を抱えたり、将来について漠然とした不安を抱えている場合もあります。
それに加えて部活動などで体を酷使し、肉体的にも精神的にもヘトヘトに疲れきっています。
思春期で反抗期を迎えた息子への接し方、必要以上に話しかけない
小さい頃は、こちらが聞いてもいないのに「今日学校でね…」「○○君がね…」と何でも話してくれた息子も、思春期になると口数が少なくなってきます。
「学校どうだった?」と聞いても「別に…」の一言で片付けられてしまうなんて事は日常茶飯事です。
根掘り葉掘り話を聞いても、ますます子供に避けられるだけ
一方的に質問攻めにされると、大人でもイヤになってしまいますよね?
子供が「別に」と言ったら、今はこれ以上話す気はないという事
子供が話したい気持ちになった時に、自分から話してくれるのを待つしかありません。
子供が話しかけてきたら、子供の話しにしっかりと耳を傾け、真剣に聞く姿勢を見せましょう。
思春期の息子への接し方でNGな親の対応
思春期の男の子は、自分はどんな人間なのか、自分は将来何になりたいのか…など「自分探し」をはじめる時期です。
自分の考えを持ち、親から離れて自立を目指しはじめる
この大切な時期に、親が余計な手出しや余計な口出しをしてはいけません。
子供に失敗をさせないように、助言をしたくなる気持ちはわかりますが、失敗をする事は大人になるために必要な事です。
失敗からしか学べない事もたくさんある
たとえ子供が失敗したとしても、子供を否定するような事は言ってはいけません。
「だから言ったじゃない」「何をやってもダメだ」「間違っていると思った」など、否定的な言葉は、子供の自己肯定感を下げ、自信を失わせてしまいます。
自信をなくしたまま大人になると、後で自信を取り戻す事はとても大変です。子供には「失敗しても大丈夫」「いつでも味方だよ」という事を伝えてあげてください。
やたらと口や手を出すのではなく、いつでも信じて見守っているという姿勢を見せる事が大切です。
思春期の息子は周りの目も気になりだす年頃
思春期の男の子が最も気にするのが「周りの目」です。
思春期は周りから自分がどう思われているのかとても気になる
特に友達から「親を頼りにしている」と思われる事を非常に嫌がります。
この気持ちは大人に近づいてきている証拠なので、不思議な事ではありません。
そのため、思春期を迎えた息子が友達と一緒にいる状況の時は、むやみに話しかけたり、支援しようとする事はできるだけ避けるようにしましょう。
思春期を迎えたら、近くで子供を助けてあげる時期はもう過ぎたと思いましょう。
決して放置するのではなく、遠くから見守るという姿勢を大切にして、子供に安心感を与えてあげましょう。
子供の自立のために親は見守ることが基本
子供が思春期を迎えたら、自立しようとしている子供の邪魔をするのではなく、そっとサポートする事が大切です。
「勉強しなさい」「片付けしなさい」など、いつまでも小さな子供のように命令口調で話していては、部屋にこもって出てこなくなってしまいます。
思春期の子供は、ある程度大人扱いをするようにして、同じ目線で話をする事で親の話を素直に聞き入れてくれるようになります。
反抗期の子供の言動に振り回されるのではなく、反抗期は子供の自立のための通過点だと捉え、しっかりと向き合う覚悟が必要です。
子供はいずれ巣立っていくもの
一人でも自立して生活できるようになるためには、思春期の時期の親の関わりがとても重要です。
子供とのコミュニケーションが円滑に取れなくなってしまった場合は、メールやLINEを使うなどの工夫も必要です。
なるべく1日1回は家族で食事をするようにして、子供と顔を向かい合わせる事も大事です。
会話がなくても、顔を見れば「機嫌が良さそう」「疲れてるかな」など、ちょっとした変化に気づく事もできます。
子供の反抗期を乗り切る秘訣は「忍耐」です。
いつまでも子離れできず子供を干渉するのではなく、子供を信じて少し距離を取り、温かく見守ってあげる寛容さが必要です。