幼児がすぐに怒るのはどうして?怒るときの対処方法について

幼児がすぐに怒るのときにはどのような対応をしたらいいのでしょうか。何度も同じことを繰り返したり、大人に余裕がないとイライラしてしまいますよね。

子供が怒っているときの向き合い方や切り替える方法を紹介します。

気持ちを伝えるときや聞かせるときにはこのようにして声掛けをしてあげましょう。できたときにはたくさん褒めてあげてください。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

【二人目出産】上の子は入院中どこで誰に見てもらうのが良いのか

すでに子供がいて、二人目の出産を控えている妊婦さんにとって、一番の心配事は、出産のことよりも二人目出...

生後7ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間、生活リズムの作り方と入眠儀式

これまで不規則に起きたり、数時間おきの授乳が欠かせなかった赤ちゃんも、生後7ヶ月になると生活リズムが...

生後4ヶ月【冬の服装】室内でのポイントや外出時の注意点を紹介

生後4ヶ月の赤ちゃんとの初めての冬。服装についても気をつけなければなりません。赤ちゃんを寒さから...

中性洗剤でのお洗濯は赤ちゃんにおすすめ!洗い方のポイント

中性洗剤を使ったお洗濯は赤ちゃんの衣類のお洗濯にもおすすめです。では、どうして中性洗剤が赤ちゃん...

生後2ヶ月の赤ちゃんの服装・春に着せる服の組み合わせと選び方

初めての育児に奮闘中のママの中には、生後2ヶ月の赤ちゃんには春にどのような服装をさせれば良いのかわか...

赤ちゃんの育て方【5ヶ月】奇声をあげる原因と対策・受診の目安

5ヶ月の赤ちゃんの子育てに奮闘中のママの中には、赤ちゃんが奇声をあげることを不安に感じている人もいる...

【離乳食】10倍がゆをご飯から電子レンジ・鍋・炊飯器で作ろう

赤ちゃんが生後5~6ヶ月頃になると、離乳食を開始する時期がやってきます。初めての子育ての場合、離乳食...

女の子でも「赤ちゃんの髪の毛薄い現象」が起きてもおかしくない

男の子でも女の子でも赤ちゃんは可愛いですよね。赤ちゃんの特徴の中で、可愛い以外にあるのが、「髪の...

3ヶ月の赤ちゃんの成長の様子とママとの過ごし方のポイント

3ヶ月になった赤ちゃんは、生まれたての新生児の頃とはずいぶんと変わり、生活のリズムにも変化が出てきて...

【生後6ヶ月の赤ちゃん】よく寝る子の特徴と寝ない子への対処法

赤ちゃんの睡眠時間には個人差があり、よく寝る子もいれば沢山泣いてママを困らせてしまう子もいます。...

赤ちゃんが寝る時の服装は赤ちゃんの体の仕組みを優先に考える

赤ちゃんの寝る時の服装に悩むお母さんが多いです。暑さや寒さが厳しい夏や秋は薄着させると寒くないか...

2歳の子供が起こす癇癪の原因と対応するときのポイント

子供の自我が芽生えてくる2歳前後は、一般的に「イヤイヤ期」と呼ばれますが、この時期の子育ては親にとっ...

赤ちゃんが口をブーブーさせたりするのには、こんな意味が

赤ちゃんを観察していると、不規則に腕や足を動かしたり、表情も色々な顔を見せてくれます。その中でも...

4ヶ月の赤ちゃんはどんなスケジュールを送っているのか知りたい

赤ちゃんが4ヶ月になり、少しだけ育児にも慣れてきたと感じる頃だと思います。ですが、中には新生児の...

1歳8ヶ月の子どもに昼寝の時間は必要!生活リズムの整え方

1歳8ヶ月のお子さんが昼寝をしないことに頭を悩ませているママもいるのではないでしょうか。お昼...

幼児がすぐに怒るのは反抗期?怒る理由

まだまだ小さいと思っていた我が子、ですが2~3歳くらいになるとすぐ怒るようになったと感じるお母さんは非常に多いです。
あまりにもすぐ怒ると、ついお母さんだって強く叱ってしまいます。
本当は可愛い我が子に大きな声なんて出したくありませんよね。なぜ幼児はすぐに怒るようになるのでしょう。

成長の過程で訪れる「第一次反抗期」

自我が芽生え、自分の欲求や主張がはっきりしてくる時期です。
この第一次反抗期を迎える年齢が、2~3歳くらいなのです。

自分の欲求が通らないことに対して不満を感じるようになるので、結果として親にはすぐ怒る子供のように見えてしまっているのです。

大人にも欲求や主張はありますが、思い通りにならないからと言ってすぐ怒るようなことはしません。
それは理性が働き、我慢する忍耐力も養われているからです。

しかし、まだ生まれて数年しか経っていない子供には、我慢する理性や忍耐力が十分に養われていません。
怒ってしまうのは当然です。

怒る度合いには個人差がありますが、我が子が以前よりもすぐ怒ると感じること自体は、何ら不思議なことではありません。

幼児がすぐに怒るのはこんなことも原因

幼児がすぐ怒るのは、自我の芽生えが大きく関係しています。
さらに自我の芽生えと相まって、怒る原因を作り出している可能性もあるので紹介していきます。
我が子にも当てはまるのか考えてみて下さい。

幼児は「伝える能力」が未熟

まだ3歳くらいの小さな子供です。
自分の気持ちを相手に上手に伝えられるほどおしゃべりも上手に出来ませんし、言葉もたくさん知りません。

伝えたいのに伝わらない、冷静に考えるとこれはイライラしても仕方ないことだと理解出来ます。

しかし目の前で子供がすぐ怒ると、親も感情的になって叱ってしまうのだと思います。

まずは叱るのではなく、つたない文章から子供の気持ちを理解する努力をしてみて下さい。

一つの欲求を理解するために、時間もかかってしまうと思います。それでも親が自分の気持ちを理解してくれたという満足感は子供には大きく、繰り返し理解してあげる姿勢を見せるとすぐ怒るという行動は減少することが期待出来ます。

生活リズム

一見生活リズムとすぐ怒ることは無関係に思いますが、実はとても強く結びついているのです。

生活リズムが安定せず、起床時間も食事の時間もバラバラでは、小さな子供の体には大きな負担になります。
疲れを感じたり、心の不調を抱くことがあります。

この負担がすぐ怒る行動に走らせてしまうことも大いにあるので、幼児だからこそ生活リズムは平日・休日に関係なく規則正しく安定させてあげましょう。

幼児のすぐ怒る行動を把握することも大切

子供がすぐ怒る、と漠然と感じていると思いますが、どんなことに怒りやすいか具体的に分析したことはありますか。

きっとそこまでの余裕がなく、考えてもみなかったという親が多いのではないでしょうか。

子供がどんなことにすぐ怒るのか、傾向を把握しておくことも大切なこと

メモ程度で構わないので、どんなことに怒ったのか書き留めておくといいでしょう。
  • 子供がすぐ怒る状況を把握しておけば、先回りして対処出来るかもしれません。
  • 怒ることを予測して、冷静な対応が出来るかもしれません。

今までは子供が怒ってから、とっさに親も対処することになっていたので、冷静さを欠いて叱ることばかりになっていた可能性もあります。

子供の性格をより理解するいいキッカケにもなると思います。
日常に忙しくて、なかなか冷静に我が子についてゆっくり考える時間もなかったでしょう。

冷静に分析出来ると、親子の距離感も縮まるでしょう。

幼児がすぐに怒るときに役立つ切り替え方法

幼児が怒ると、次に切り替えるまでは時間がかかります。なかなかすぐには冷静さを取り戻すことが出来ません。

すぐに怒るような事態を減らすための方法を考えてみましょう。

幼児は予測していない突然の出来事には、上手に対応出来ません。
そんなことは当然のことです。

それなのに、突然の提案をしていませんか。

楽しく遊んでいる途中なのに、「ご飯を食べるから片付けなさい。」

せっかく楽しく遊んでいたのに、突然中断されることはストレスを感じ、怒る原因になります。
とてもご飯を食べる気持ちにはなれません。

こうして考えてみると怒る幼児の気持ちもわかりますが、その状況になるとなぜこんなにも怒るのかと頭を抱えてしまいます。

幼児でも切り替えられるように、わかっていることは事前に伝えてあげましょう。
「ここまで遊んだらご飯にするから片付けよう」と一声かけるだけで全然違います。

わかっていることなら、幼児でもきちんと理解して行動に移せるのです。本当に些細なキッカケですが、とても効果的な切り替え方法ですよ。

すぐ怒る幼児は大人が付き合い方を変えてあげましょう

すぐ怒る幼児には、大人も付き合い方を考える必要があります。

「怒る」幼児には、大人は「叱る」という対応をすること

怒ると叱る、実は全然違うことです。

怒るというのは幼児にも見られるように、気持ちを我慢出来ずに感情のままに行動する様子です。

一方叱るのは感情のままにするのではなく、冷静に相手の難点を正そうとしている様子です。

怒る幼児に対して大人も怒っては、ただの感情のぶつかり合いで何も改善されません。
どうしてすぐに怒ることはいけないのか、本当に今は怒る場面だったのかを正すつもりで叱ってあげて下さい。

叱るだけではなく、子供を認め褒めてあげることももちろん大切です。

「きちんと話が聞けて偉かったよ」

「お友達におもちゃを貸してあげられてすごかったね」

と、頑張ったことを見逃さずに褒めてあげましょう。

自信がつくと、自然と思いやりの気持ちも芽生えてきますよ。