幼児がすぐに怒るのときにはどのような対応をしたらいいのでしょうか。何度も同じことを繰り返したり、大人に余裕がないとイライラしてしまいますよね。
子供が怒っているときの向き合い方や切り替える方法を紹介します。
気持ちを伝えるときや聞かせるときにはこのようにして声掛けをしてあげましょう。できたときにはたくさん褒めてあげてください。
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幼児がすぐに怒るのは反抗期?怒る理由
あまりにもすぐ怒ると、ついお母さんだって強く叱ってしまいます。
成長の過程で訪れる「第一次反抗期」
自我が芽生え、自分の欲求や主張がはっきりしてくる時期です。
この第一次反抗期を迎える年齢が、2~3歳くらいなのです。
自分の欲求が通らないことに対して不満を感じるようになるので、結果として親にはすぐ怒る子供のように見えてしまっているのです。
それは理性が働き、我慢する忍耐力も養われているからです。
しかし、まだ生まれて数年しか経っていない子供には、我慢する理性や忍耐力が十分に養われていません。
怒ってしまうのは当然です。
幼児がすぐに怒るのはこんなことも原因
幼児がすぐ怒るのは、自我の芽生えが大きく関係しています。
さらに自我の芽生えと相まって、怒る原因を作り出している可能性もあるので紹介していきます。
我が子にも当てはまるのか考えてみて下さい。
幼児は「伝える能力」が未熟
まだ3歳くらいの小さな子供です。
自分の気持ちを相手に上手に伝えられるほどおしゃべりも上手に出来ませんし、言葉もたくさん知りません。
伝えたいのに伝わらない、冷静に考えるとこれはイライラしても仕方ないことだと理解出来ます。
まずは叱るのではなく、つたない文章から子供の気持ちを理解する努力をしてみて下さい。
生活リズム
一見生活リズムとすぐ怒ることは無関係に思いますが、実はとても強く結びついているのです。
生活リズムが安定せず、起床時間も食事の時間もバラバラでは、小さな子供の体には大きな負担になります。
疲れを感じたり、心の不調を抱くことがあります。
幼児のすぐ怒る行動を把握することも大切
子供がすぐ怒る、と漠然と感じていると思いますが、どんなことに怒りやすいか具体的に分析したことはありますか。
きっとそこまでの余裕がなく、考えてもみなかったという親が多いのではないでしょうか。
子供がどんなことにすぐ怒るのか、傾向を把握しておくことも大切なこと
- 子供がすぐ怒る状況を把握しておけば、先回りして対処出来るかもしれません。
- 怒ることを予測して、冷静な対応が出来るかもしれません。
今までは子供が怒ってから、とっさに親も対処することになっていたので、冷静さを欠いて叱ることばかりになっていた可能性もあります。
子供の性格をより理解するいいキッカケにもなると思います。
日常に忙しくて、なかなか冷静に我が子についてゆっくり考える時間もなかったでしょう。
冷静に分析出来ると、親子の距離感も縮まるでしょう。
幼児がすぐに怒るときに役立つ切り替え方法
幼児が怒ると、次に切り替えるまでは時間がかかります。なかなかすぐには冷静さを取り戻すことが出来ません。
すぐに怒るような事態を減らすための方法を考えてみましょう。
そんなことは当然のことです。
それなのに、突然の提案をしていませんか。
楽しく遊んでいる途中なのに、「ご飯を食べるから片付けなさい。」
せっかく楽しく遊んでいたのに、突然中断されることはストレスを感じ、怒る原因になります。
とてもご飯を食べる気持ちにはなれません。
こうして考えてみると怒る幼児の気持ちもわかりますが、その状況になるとなぜこんなにも怒るのかと頭を抱えてしまいます。
「ここまで遊んだらご飯にするから片付けよう」と一声かけるだけで全然違います。
わかっていることなら、幼児でもきちんと理解して行動に移せるのです。本当に些細なキッカケですが、とても効果的な切り替え方法ですよ。
すぐ怒る幼児は大人が付き合い方を変えてあげましょう
すぐ怒る幼児には、大人も付き合い方を考える必要があります。
「怒る」幼児には、大人は「叱る」という対応をすること
怒ると叱る、実は全然違うことです。
怒るというのは幼児にも見られるように、気持ちを我慢出来ずに感情のままに行動する様子です。
一方叱るのは感情のままにするのではなく、冷静に相手の難点を正そうとしている様子です。
怒る幼児に対して大人も怒っては、ただの感情のぶつかり合いで何も改善されません。
どうしてすぐに怒ることはいけないのか、本当に今は怒る場面だったのかを正すつもりで叱ってあげて下さい。
「きちんと話が聞けて偉かったよ」
「お友達におもちゃを貸してあげられてすごかったね」
と、頑張ったことを見逃さずに褒めてあげましょう。