産後3ヶ月で起こる夫や子育てへのイライラの原因と対処法

やっとの思いで我が子を出産して始まった幸せな家族3人での暮らし。
可愛い我が子とずっと一緒に過ごすことができて嬉しいはずなのに、産後3ヶ月が過ぎた頃から夫に対してイライラしたり、可愛いはずの我が子が可愛く思えなくなったりしているママはいませんか。

実は、このイライラや育児疲れには原因があります。

この記事では産後3ヶ月を迎えるママがイライラしてしまう原因と対処法について紹介します。
すぐにイライラから抜け出せる人もいれば長期間イライラが収まらないママもいます。

子供に存分に愛情を注げる生活、夫を労える日々をまた家族で過ごせるように、自分に合った方法で、少しずつ気持ちの浮き沈みを解消していきましょう。

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産後3ヶ月で感じるイライラの原因

生後3ヶ月頃に感じるストレスは、いくつかの原因が重なった複雑なものです。そのどれもが大きくメンタルに影響するので、「何でイライラしているの?」と聞かれると困る人もいるでしょう。

イライラしてしまう理由は大きく3つあります。

「イライラ」はホルモンの影響によるもの

女性は排卵期から生理前にかけて黄体期と呼ばれる時期に入ります。その期間は、プロゲステロンとエストロゲンという2つのホルモンの分泌が多く、この両ホルモンが気持ちに大きく影響する作用があるのです。

この状態は妊娠初期も続き、出産までこれらのホルモンの分泌は続きます。

そして産後に分泌が抑えられ、代わりにプロラクチンという母性が強くなるホルモンが分泌されます。

このホルモンの変化はとても急なので、心身ともについていくことが出来ずに気持ちが不安定になるのです。

「イライラ」は育児疲れによるもの

シンプルに行く維持に疲れてイライラしているのも原因となります。

新生児から生後3ヶ月頃までは、赤ちゃんに昼も夜もありません。

夜中でも2~3時間おきに泣き声で起こされて授乳をし、昼間もまとまった睡眠が取れないまま育児と家事を続けていくので、3ヶ月頃になると疲労も溜まってイライラしやすくなります。

「イライラ」は日中の孤独感によるストレス

生まれたばかりの赤ちゃんがいると、お母さんはほとんど外出ができません。

特に生後1ヶ月までは家から一歩も出ないお母さんもたくさんいます。

お散歩に出られるようになったとしても生後3ヶ月ではそんなに長時間長距離の外出はしないので、お母さんの外出は一日数十分の近所だけです。

一日のほとんどを子供だけと過ごし、誰とも関わらずに過ごすことで世間から切り離されたような孤独を感じるようになります。

実際私もそのくらいの時期はここに強いストレスを感じていました。そんな中で夫が普通に仕事に行くことが羨ましくて腹が立ち、朝ごはんの片付けをしようと食器を洗いながら涙が止まらなくなったこともありました。

産後3ヶ月のイライラの原因に多いのが夫に対する不満

産後3ヶ月は、特に夫に対する不満が多くなる時期です。

3ヶ月経つ頃は育児にも少しずつ慣れ、早い子では夜にまとまって寝てくれるようになる時期

少しずつリズムが出来ている中で、日中外で働いている夫がそのリズムを乱すということはどこの家庭でもよくあることです。

たとえば、せっかく子供が寝たのにその直後に夫が帰宅し、その物音でまた子供が起きてしまうというのは夫に対する怒りの典型的な例です。

旦那さんにも悪気は決してないはずですが、赤ちゃんは眠りが浅いのでちょっとした物音でも起きてしまうためこのような事が起こります。

イライラしてしまうのは非協力的な夫が原因の場合も

また、育児にあまり協力的でない夫だとおむつ交換をしようとしない人もいます。

食器を洗ったりしているときに赤ちゃんが泣いていると、

「ちょっとおむつ替えてくれないかな」

とお願いすることもあるでしょう。そんなときに

「やり方わからないから」

と断られると腹が立ちますよね。

中には「泣いてるよー」と報告してくる旦那さんもいます。聞こえてるので分かってますよね。

このように帰ってきても戦力にならないことにイライラする女性も多いです。これは育児に協力的な旦那さんにはない怒りです。

また、妊娠中は気を使って控えていても、出産後は飲み会に参加する男性も多いです。これもイライラの原因です。

中には理解している奥さんもいますが、育児も家事もこちらに丸投げして自分は楽しんでくるという不平等が不満に感じる人も大勢います。

産後3ヶ月で夫に感じるイライラを解消する方法

女性は赤ちゃんを妊娠している時期に少しずつ母親となる準備をしますが、父親にはその期間がありません。

奥さんが近くにいてもやはり自分の体で妊娠を実感しているわけではないので、女性と同じように育児には参加できないことを覚えておきましょう。

父親に育児に参加してもらうことはとても重要

私が実際にこの時期を乗り越えたコツとしては、「夫は新人バイト」と自分に言い聞かせたことです。

女性は赤ちゃんが生まれた翌日から育児を開始しますが、男性はどうしても仕事がメインで育児は帰宅して寝るまでの僅かな時間しか出来ません。

その時間に出来る育児は全部指示しながらやってもらうと、徐々に育児に対して積極的になります。

また、夫に育児に関して完璧を求めてはいけません。

24時間体制で育児をしている女性とは違うので、やはり足りない部分や見ててもどかしいところはどうしても出てきます。

しかしそこで完璧を求めると喧嘩になり、夫婦仲が悪くなってしまうのでぐっと飲み込みましょう。

「今の夫の最善を尽くしてくれている」と思えばイライラがありがたみに変わってきます。

産後3ヶ月のイライラから夫婦関係の悪化を防ぐための秘訣

どうしてもこの時期に女性は被害者意識を持ちやすい傾向があります。

「私ばっかり!」

という気持ちが先行し、夫にイライラとして向かってしまうので、その意識をなくしましょう。

夫は敵ではなく味方

上手に甘えてお願いすれば助けてくれる存在です。

また、完璧な夫を育てようと管理するような言動もやめましょう。これは無意識に行っている女性も多いです。

妻が「完璧な父親」の育成を目指すとどうしても夫婦間の仲が悪くなりやすいです。

旦那さんがやろうとしている事を否定するのも良くありません。

「私の方が見ている日時間が長いから分かっている」という態度をとると、旦那さんだってやる気が無くなってしまいます。
お互いを肯定し合いながら、伸びやかに育児できる環境を作るのがとても重要です。

イライラや子育て疲れから抜け出すためのコツ

どうしてもイライラが収まらない場合は、誰かに相談してみましょう。

イライラの理由を口に出すとスッキリすることが多い

友達でもいいですし、地域の保健師さんでも構いません。あまりにも辛いようなら病院へ行くのもおすすめです。受診科が分からなければ総合病院へ行くと大体ピッタリの科が見つかります。

毎日精神的に不安定だと辛いものですが、「今だけ」です。

産後半年を過ぎると徐々に楽になってきますし、1年を過ぎると大体元通りです。

それまでが長いと感じる人もいると思います。
適度に吐き出せる場所を作っておくのも大切なことなので、最初はこまめに一人の時間を作らせてもらったりお昼寝をするなどして溜め込まないように注意しましょう。