世の中の結婚するカップルの中には、彼氏や彼女との年齢が離れている年の差カップルでの結婚もあります。
愛があれば年の差なんて関係ないと言いたいところですが、子供を産んで育てるとなると、少し事情が変わってきます。
お互いが元気なうちなら問題ありませんが、年数が経つに連れて困った事情が出てくることも想定されます。
そんな年の差のある結婚をした場合の子供事情のあれこれについてご紹介しますので、これから結婚を考えている人や、結婚したばかりという人は、心構えのためにも是非参考にしてみてください。
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年の差結婚で子供が出来た時のメリット
2人での結婚生活は、年上で経済的にも精神的にも余裕がある旦那に、ヒステリーぎみの私が心底癒やされ、順風満帆といった所でしたが、子供が産まれるとなると、話は別。
2人の将来は何となく想像しながら結婚をしましたが、子供を含めた家族全員の将来のこととなると、この先幸せなことばかりではないということがよくわかってきます。私達夫婦が、主人が年上の年の差結婚ですので、この記事で取り上げるモデル例は、男性が年上の年の差結婚に限らせていただきますが、年の差結婚のメリット・デメリットを逆にすれば、女性が年上のパターンでも参考になるのではないかと思いますので、ぜひご覧下さい。
年の差結婚をした夫婦が子供を授かることのメリットは、出産準備や育児にかかる出費への不安が少ないということです。
年上の主人は、私と同年代の男性の平均年収よりも所得がウンと高くなりますから、産前産後の育児休暇などで私が仕事を辞めたとしても、一馬力で十分に子育てをしていくだけの経済的余裕があります。
また、日頃の結婚生活からも、あれこれと切羽詰まりがちな私に比べると、年上の主人は落ち着いて冷静な立場で接してくれるため、育児への不安にも傾聴姿勢があり、実際に家事を手伝ってくれたり、育児参加も期待できます。
その夫婦の間に産まれてきた子供は、お父さんの文化、お母さんの文化の違いを肌で感じ、その分経験が増えたり、多種多様さを学んだりする機会が多くなると言えます。
そのため将来、物事を広く捉える力が自然と身についていく可能性が高いです。
年の差結婚で子供が出来た時のデメリット
次に取り上げるのが、年の差結婚で子供を授かることのデメリットです。
主人が年上なので、義両親の年齢は私の祖父母と同年代。まさに介護が必要な世代で、今現在私は身重な状態のまま、自宅と義実家を義父の介護のため行き来しています。
私の両親が近くにいれば、今後子供を両親に任せて介護に専念できるのかもしれませんが、実家が遠く知り合いや親戚も近くにいないため、それは難しい状態で、今後は小さな子供を抱えながら、義実家の近くへの移住や同居も検討していくことになっています。
義両親が高齢だということは、子供の子守をお願いできないという点でも辛いです。
乳児の間であればまだしも、歩き始めてチョロチョロする時期や、盛んに動き回る学齢期などは、老いた義両親に子供の面倒をお願いすることは出来ません。
そのため、産後に職場復帰する際には働き方を考えなければいけませんし、両親の介護や子供の体調不良などに備えた社会サービスの利用を早い段階から情報収集していかなければなりません。
先程メリットであげた経済的余裕は、子供が大きくなるにつれて経済的不安へと変わっていきます。
主人が退職した後、私が定年退職を迎えるまでは10年以上ありますので、主人が第二の人生を満喫する頃には、私は若い頃にラクをさせてもらった分、セッセと仕事をして生活費と子供の教育費を稼ぐ必要があります。
主人は今から「定年をすぎたらヒモ男になるから宜しくね。」などと言っていますが、言われる私としては、その頃家計が火の車になっていやしないかと、とても不安な気持ちになります。
主人が気にしているのが、若いお父さんの存在です。
同年代のお子さんのご両親は当然のことながら若い方が多いので、「あと10歳若かったらな…。」というのが主人の口癖になっています。
私は保育士をしていたことがあるのですが、保育園にお迎えに来る中年のお父さんは、よく外の子どもたちに「○○ちゃんのおじいちゃんがお迎えに来たよ!」と間違えられていたのを目にしているので、これから主人は寂しい思いをすることが多々あるのではないかと想像しています。
年の差結婚をした夫婦が子供をうまく育てるには
年の差結婚で子供を授かった時のメリット・デメリットはこれまで紹介した通りです。
これは私が感じていることなので、この他にも沢山のメリット・デメリットがあるのかもしれませんが、子育てをする上で大切なことは、メリット・デメリットばかりに目を向けることではなく、夫婦2人で協力して仲良く子育てを楽しむことだと思っています。
年の差結婚をする上で、子供の育児方針が異なることは多々あります。
年が離れていればいるほど、育ってきた生活背景が異なりますので、その影響は主人と私だけの問題ではなく、旦那と私の両親、私と義両親にまで及ぶこともあります。
真っ向から「いけないことだ」と否定してしまうと、主人自身が否定された気持ちになってしまって面白くないでしょうし、聞く耳を持たなくなってしまっては困るので、私は「あなたの時代は確かにそうだったよね」「これからは褒めて伸ばすのが正しいやり方らしいよ」と新しい考え方を徐々に提案していく方法で歩みよる様にしています。
無理に相手に合わせてもらおうとするのではなく、実際に自分が子供と接する姿を見せることで、「こんな風に関わる方法もあるんだ」ということに気がついてもらえたらラッキーですね。
年の差結婚で授かった子供を育てるなら、将来をしっかり見据えよう
年の差結婚で子供を授かった時のデメリットでも紹介したように、子供が一番お金のかかる、高校、大学の時期に、主人が定年を迎えるパターンは、他の年の差結婚の夫婦にも多いように思います。
子供の教育費の問題は、他のデメリットのどの問題よりも深刻な問題で、他のことはどうにかなったとしても、お金がなければどうにもなりません。
また、今現在は経済的に余裕があったとしても、働けるのであれば妻も働いておいた方が将来のためです。余裕がある分は無駄遣いせずしっかりと貯めておくことで、少なくても将来の足しにはなるはずです。
生涯パートでは十分な生活費を稼ぐことは難しいので、ある程度子育てが落ち着いた段階で、正職員になれる職場に就職をするか、今のうちに資格を取って独立する計画を立てる等、その人のスキルによって方法は様々ですが、安定した職業に就くということも大切ですね。
年の差のある結婚をする場合は、早めに子供のことを考えよう
私達夫婦は、結婚をする以前に子供のことについて話し合う機会がありました。
主人も自分の年齢のことを心配していましたし、私も主人の年齢のことを考えれば子供は早い方がいいと思ったので、「結婚したらすぐの妊娠を目指そう」という思いを一致させてからの結婚でした。
将来子供を何人授かりたいと考えているのかにもよりますが、子供の計画は早い段階で2人で話し合い、「夫婦2人で過ごす期間を多めに取る」「すぐに子供を産む」の選択をすることをおすすめします。