豚ひき肉を離乳食に使うなら下ごしらえをしておくと便利

離乳食に豚ひき肉を使うときにはどのような下ごしらえが必要なのでしょうか?

鶏肉よりも油がでやすい豚ひき肉は選び方や下ごしらえが大切です。また、下ごしらえをしておくことで離乳食をすばやく作ることができますよ。下ごしらえをしたら、冷凍保存しておくといいでしょう。

豚ひき肉の下ごしらえ方法や離乳食後期におすすめなメニューを紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

生後1ヶ月の赤ちゃんの生活リズムや発達の特徴、適切な関わり方

1ヶ月検健診を終えて無事に新生児を卒業した赤ちゃん。新生児の頃から比べると体も大きくなって成長が...

3ヶ月の赤ちゃんの寝る時間について学び育児に活かそう

3ヶ月の赤ちゃんはまだまとまって寝ません。夜中に何度も起きてしまうのはお母さんも辛いです。...

生後4ヶ月【冬の服装】室内でのポイントや外出時の注意点を紹介

生後4ヶ月の赤ちゃんとの初めての冬。服装についても気をつけなければなりません。赤ちゃんを寒さから...

4ヶ月の赤ちゃんの生活リズムの整え方は?一日の生活の様子

4ヶ月の赤ちゃんは一体どのような生活リズムで毎日を過ごしているのか気になっているママもいるのでは...

新生児が外出する時の服装ポイントを季節別でご紹介

抵抗力が弱い新生児を外出させる時、どんな服装がいいのか悩んでしまいます。特に夏や冬は外と室内の温...

一歳半から始まった夜泣き、泣き叫ぶ我が子を寝かしつけるには

今までは夜すんなり眠りについていたのに、一歳半頃から急に泣き叫ぶほどの夜泣きをすることがあります。...

豚ひき肉ハンバーグを離乳食で美味しく食べるレシピとポイント

離乳食がすすむとお肉も美味しく食べてもらいたいですね。豚ひき肉を使ったふわふわハンバーグなら...

生後3ヶ月の赤ちゃんが昼寝をしすぎる?赤ちゃんの睡眠について

初めての赤ちゃんとの生活はわからないことだらけで、ママにとって不安を感じる場面も沢山あることでし...

3ヶ月でよく寝る赤ちゃんは大丈夫?必要な睡眠時間と生活リズム

生後3ヶ月の赤ちゃんを育てている新米ママの中には、赤ちゃんがよく寝ることに不安を感じている人もいるの...

生後1歳2ヶ月の赤ちゃんの発達のようすと関わり方のポイント

初めての出産、育児を経験しているママにとって、子供の成長は目まぐるしく、ついていくのがやっと。忙...

1歳4ヶ月の子供は昼寝が必要?寝ないときの対策と昼寝の考え方

1歳4ヶ月のお子さんを育てているママの中には、子供が昼寝をしないことに頭を悩ませている人もいるのでは...

9ヶ月の赤ちゃんの奇声への対処法を紹介!理由や大切なこと

生後9ヶ月の赤ちゃんになるとだんだん声も大きくなってきて、奇声をあげることもでてきます。そんな赤ちゃ...

1歳児のお昼寝時間と回数!寝ないときの対処法と寝かしつけ方法

1歳の子供の子育てをしているママの中には、子供のお昼寝時間が不規則なことに悩んでいる人もいるのではな...

1歳4ヶ月の睡眠時間の理想的な時間と整えるための工夫を紹介

1歳4ヶ月になると睡眠時間はどのくらいの時間が必要なのか気になります。家庭の事情などによっても夜...

7ヶ月のお昼寝時間や生活リズムの整え方!寝かしつけのコツ

生後7ヶ月の赤ちゃんはお昼寝の時間はどのくらい必要なのかと気になるお母さんもいるでしょう。7ヶ月にな...

離乳食の豚ひき肉はこんな見た目のものを選びましょう

離乳食期には、どんな食材も小さく刻んで調理しなければいけないので、お肉を使えるようになった時には、ひき肉がとても便利ですよね。

基本的には、鶏肉から始めて、鶏肉になれたら豚肉、牛肉、と進んでいくので、豚ひき肉を食べさせる時には、鶏肉に十分に慣れたことを確認した、離乳食後期から与えるようにしましょう。

また、豚肉は鶏肉に比べると脂身が多いため、消化機能が完全に出来上がっていない離乳食期の赤ちゃんには負担になることがあるため、選ぶ部位も、脂身の少ない部位を中心に与えるようにして下さい。

脂身が少ないとされているのは、ひき肉、ロース、モモ、などの赤みの部分ですが、ひき肉にも脂身の多い少ないはあるので、必ず購入前にひき肉の色を確認して判断するようにしましょう。

確認する時には、スーパーのお肉置き場の照明が当たらないように、通路側に一旦取り出し、自然の照明で確認するのがポイントです。
赤みが強く、白い脂肪分が少ない部分を選ぶようにし、赤茶色にくすんでいるものや、脂身の多い部分の混じったひき肉は買わない様に注意して下さい。

離乳食に使う豚ひき肉は下ごしらえをして冷凍保存

脂身の少ない豚ひき肉を選んで買ってきたとしても、そのままの状態ではまだまだ赤ちゃんにとっては脂肪分が多く、離乳食の調理に使うのはおすすめできませんので、買ってきた豚ひき肉は、新鮮なうちに下記の方法で下ごしらえをし、冷凍して保存して便利に活用しましょう。

離乳食に使う豚ひき肉の下ごしらえ方法

  1. 鍋にたっぷりの水と豚ひき肉を入れたら加熱を始め、沸騰させます。沸騰前に豚ひき肉を投入するのがポイント!ひき肉がほぐれやすくなります。
  2. お湯が沸騰したらそのまま3分程茹でて、アクを綺麗に取り除きましょう。
  3. ザルに豚ひき肉を上げて、お湯を切り、そのままの状態で粗熱を取ります。
  4. 離乳食の時期に応じて、必要であれば包丁で刻んだり、すりつぶしたりして下さい。
  5. 製氷皿に必要量ずつ小分けにするか、冷凍用の保存袋に薄く敷いて平らにしたものを冷凍庫に入れて保存し、使う時はそのまま、または解凍してから使いましょう。

下ごしらえをした離乳食の豚ひき肉はこうしてアレンジ(後期)

下ごしらえをした豚ひき肉は火が通っているので、調理した野菜と合わせるだけで簡単に離乳食調理ができます。

離乳食におすすめのメニューを2つ紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

豚ひき肉と野菜のダシ煮

【材料】

  • 下ごしらえをした冷凍豚ひき肉
  • お好みの野菜(さつまいも、かぶ、人参、いんげん等)
  • だし汁
  • 醤油
  • 水溶き片栗粉

【作り方】

  1. 鍋に小さくカットした野菜と野菜が浸る程度のだし汁を入れて、柔らかくなるまで煮込みます。(固い野菜は予め電子レンジで加熱しておくと早いです。)
  2. 野菜に火が通ったら、冷凍しておいた豚ひき肉をそのまま鍋に入れて、野菜と混ぜます。
  3. 少量の醤油で軽く味付けをしたら、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。

豚ひき肉と豆腐の麻婆豆腐風

【材料】

  • 下ごしらえをした冷凍豚ひき肉
  • 絹ごし豆腐
  • 大根
  • めんつゆ
  • 水溶き片栗粉

【作り方】

  1. さいの目切りにした大根をヒタヒタのお湯で茹でて煮込みます。(人参をプラスしても美味しいです。)
  2. 大根に火が通ったら、小さく切った豆腐と冷凍庫から取り出した豚ひき肉を一緒に入れて煮込み、少量のめんつゆで味を整えます。
    水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。

豚ひき肉の離乳食は下ごしらえをして後から仕上げ

茹でて下ごしらえした豚ひき肉で簡単離乳食

豚ひき肉を茹でて下ごしらえさえしておけば、加熱した野菜に混ぜるだけ、スープに入れるだけで、どんなメニューも簡単に調理することが出来ます。

野菜も予め電子レンジでチンしておけば、フライパンに油を引く必要もなくなるので、余分な油を子供に与えなくても済みますし、なによりも忙しい育児の合間の調理時間が短縮することが出来ますね。

冷凍した豚ひき肉があれば、一見手の混んだものに見える料理も、盛り付けるだけで簡単に調理することが出来ます。

冷凍しておいた豚ひき肉、同じく湯むきをしてタネを取って冷凍しておいたカットトマト、ミックスベジタブルがあれば、和えるだけで簡単にトマトソースやホワイトソースの具を作ることができます。
トマトソース、ホワイトソースなども予め冷凍しておいたものがある場合は、全ての材料を混ぜ合わせて、軟飯の上に乗せてチーズを掛け、トースターでチーズに軽く焦げ目がつくまで焼けば、あっという間に「ドリア」の完成です。

豚ひき肉だけでなく、他の食材も下ごしらえして冷凍しておけば、冷凍庫から取り出した食材にパパッと味をつけて仕上げをするだけで、簡単に離乳食が作れてしまうので、忙しい主婦の方にはぜひ試してみて欲しい方法です。

下ごしらえしてあると安心!ひき肉離乳食の完了期メニュー

離乳食完了期になると、赤ちゃんの消化機能も発達し、咀嚼の力もついてくるので、大人が食べている形や味に近いメニューも充実してきます。

しかし、やはりお肉を使う時には余分な脂肪分はカットしてあげたいので、この時期の離乳食も、豚ひき肉はサッと茹でて下ごしらえをしておくことが大切。

ひき肉を下ごしらえすることは、調理の時短につながるだけでなく、お肉の臭みをとる効果、余分な脂肪分を落とす効果、生焼けを防ぐ効果がありますので、まだまだひと手間かけてあげましょう。

大人と同じような餃子を食べるのはまだ早いですが、餃子の皮、豚ひき肉、みじん切りにしたキャベツ、ミックスベジタブルなどを一緒にスープで煮込んで醤油で味付けすれば、大人は「焼餃子」、赤ちゃんは「水餃子風スープ」など、一緒のメニューを楽しむことができます。

軟飯と豚ひき肉、人参、ピーマンを少量の油で炒めて塩で味をととのえれば、見た目はもう、「チャーハン」そのものです。
ぜひ休日のランチに、家族で仲良くチャーハンを食べてみてください。

ハンバーグを作る際には、豆腐と混ぜてパサパサ感を減らしたり、裏ごしした野菜をハンバーグソースに使用してとろみ代わりにするのがおすすめです。

離乳食完了期になると、このように家族みんなで同じようなメニューを楽しむことができるようになるので、離乳食卒業まで、離乳食作りをとことん楽しみたいですね。