豚ひき肉を離乳食に使うなら下ごしらえをしておくと便利

離乳食に豚ひき肉を使うときにはどのような下ごしらえが必要なのでしょうか?

鶏肉よりも油がでやすい豚ひき肉は選び方や下ごしらえが大切です。また、下ごしらえをしておくことで離乳食をすばやく作ることができますよ。下ごしらえをしたら、冷凍保存しておくといいでしょう。

豚ひき肉の下ごしらえ方法や離乳食後期におすすめなメニューを紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

子供が寝ない!イライラする時の寝かしつけ・寝ない原因と対処法

幼稚園のお子さんを育てているお母さんの中には、夜子供が寝ないことにイライラする人もいるのではないでし...

二ヶ月赤ちゃんの睡眠時間と生活リズムの整え方・寝かしつけ方法

二ヶ月の赤ちゃんの子育てに奮闘しているママの中には、赤ちゃんの平均睡眠時間や睡眠サイクルについて知り...

9ヶ月の赤ちゃんの昼寝時間・寝ないときの対策と心がけたいこと

赤ちゃんが9ヶ月になり、昼寝の時間についてのお悩みを抱えているママもいるのではないでしょうか。9ヶ月...

生後6ヶ月の赤ちゃんの1日のスケジュールと発達の様子、関わり方

新生児の頃から比べると体も大きくなり、出来ることが沢山増えた生後6ヶ月の赤ちゃん。睡眠などの生活リズ...

10倍粥の作り方!鍋・炊飯器を使った失敗しない作り方を解説

赤ちゃんの離乳食は10倍粥から始めることがほとんどです。初めての子育ての場合は、10倍粥をどんなふう...

生後7ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間、生活リズムの作り方と入眠儀式

これまで不規則に起きたり、数時間おきの授乳が欠かせなかった赤ちゃんも、生後7ヶ月になると生活リズムが...

赤ちゃんの寝る時間が遅い時に試したい早く寝付くためのコツ

赤ちゃんが夜になっても、なかなか寝てくれずに、いつも寝る時間が遅くなってしまうという赤ちゃんも多いと...

1歳4ヶ月の子供は昼寝が必要?寝ないときの対策と昼寝の考え方

1歳4ヶ月のお子さんを育てているママの中には、子供が昼寝をしないことに頭を悩ませている人もいるのでは...

1歳4ヶ月の子どもが起こす癇癪の原因と対処法・言葉の掛け方

一般的に2歳~3歳の頃にピークを迎えるといわれている癇癪ですが、早い子では1歳を過ぎた頃から始まりま...

5ヶ月の赤ちゃん【生活リズム】理想と整えるためのコツを紹介

生後5ヶ月の赤ちゃんはだんだん夜も長く眠るようになってくるので、生活リズムを整えやすくなっていき...

2歳児のお昼寝時間の目安・寝かしつけのコツや寝ない時の対処法

一般的には生後6ヶ月を過ぎた頃から体内時計が整い睡眠リズムが出来てくると言われていますが、睡眠の環境...

乳児の冬時期の布団選びや注意点、防寒対策+事故防止を意識して

冬の寒い時期に乳児を寝かせる時、寒くないだろうか、汗はかいてないかかとママは不安になってしまいます。...

産後の過ごし方・無理は禁物!二人目が生まれたあとの育児と家事

現在二人目のお子さんを妊娠中のママの中には、産後の過ごし方に不安を感じている人もいるのではないでしょ...

赤ちゃんの育て方【5ヶ月】奇声をあげる原因と対策・受診の目安

5ヶ月の赤ちゃんの子育てに奮闘中のママの中には、赤ちゃんが奇声をあげることを不安に感じている人もいる...

1歳がたくさん寝る大切さ。時間を決めた生活は将来にも影響する

1歳は表情や行動も豊かになり、ますます可愛さを感じる年齢です。しかし、毎日一緒にいるママにと...

離乳食の豚ひき肉はこんな見た目のものを選びましょう

離乳食期には、どんな食材も小さく刻んで調理しなければいけないので、お肉を使えるようになった時には、ひき肉がとても便利ですよね。

基本的には、鶏肉から始めて、鶏肉になれたら豚肉、牛肉、と進んでいくので、豚ひき肉を食べさせる時には、鶏肉に十分に慣れたことを確認した、離乳食後期から与えるようにしましょう。

また、豚肉は鶏肉に比べると脂身が多いため、消化機能が完全に出来上がっていない離乳食期の赤ちゃんには負担になることがあるため、選ぶ部位も、脂身の少ない部位を中心に与えるようにして下さい。

脂身が少ないとされているのは、ひき肉、ロース、モモ、などの赤みの部分ですが、ひき肉にも脂身の多い少ないはあるので、必ず購入前にひき肉の色を確認して判断するようにしましょう。

確認する時には、スーパーのお肉置き場の照明が当たらないように、通路側に一旦取り出し、自然の照明で確認するのがポイントです。
赤みが強く、白い脂肪分が少ない部分を選ぶようにし、赤茶色にくすんでいるものや、脂身の多い部分の混じったひき肉は買わない様に注意して下さい。

離乳食に使う豚ひき肉は下ごしらえをして冷凍保存

脂身の少ない豚ひき肉を選んで買ってきたとしても、そのままの状態ではまだまだ赤ちゃんにとっては脂肪分が多く、離乳食の調理に使うのはおすすめできませんので、買ってきた豚ひき肉は、新鮮なうちに下記の方法で下ごしらえをし、冷凍して保存して便利に活用しましょう。

離乳食に使う豚ひき肉の下ごしらえ方法

  1. 鍋にたっぷりの水と豚ひき肉を入れたら加熱を始め、沸騰させます。沸騰前に豚ひき肉を投入するのがポイント!ひき肉がほぐれやすくなります。
  2. お湯が沸騰したらそのまま3分程茹でて、アクを綺麗に取り除きましょう。
  3. ザルに豚ひき肉を上げて、お湯を切り、そのままの状態で粗熱を取ります。
  4. 離乳食の時期に応じて、必要であれば包丁で刻んだり、すりつぶしたりして下さい。
  5. 製氷皿に必要量ずつ小分けにするか、冷凍用の保存袋に薄く敷いて平らにしたものを冷凍庫に入れて保存し、使う時はそのまま、または解凍してから使いましょう。

下ごしらえをした離乳食の豚ひき肉はこうしてアレンジ(後期)

下ごしらえをした豚ひき肉は火が通っているので、調理した野菜と合わせるだけで簡単に離乳食調理ができます。

離乳食におすすめのメニューを2つ紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

豚ひき肉と野菜のダシ煮

【材料】

  • 下ごしらえをした冷凍豚ひき肉
  • お好みの野菜(さつまいも、かぶ、人参、いんげん等)
  • だし汁
  • 醤油
  • 水溶き片栗粉

【作り方】

  1. 鍋に小さくカットした野菜と野菜が浸る程度のだし汁を入れて、柔らかくなるまで煮込みます。(固い野菜は予め電子レンジで加熱しておくと早いです。)
  2. 野菜に火が通ったら、冷凍しておいた豚ひき肉をそのまま鍋に入れて、野菜と混ぜます。
  3. 少量の醤油で軽く味付けをしたら、水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。

豚ひき肉と豆腐の麻婆豆腐風

【材料】

  • 下ごしらえをした冷凍豚ひき肉
  • 絹ごし豆腐
  • 大根
  • めんつゆ
  • 水溶き片栗粉

【作り方】

  1. さいの目切りにした大根をヒタヒタのお湯で茹でて煮込みます。(人参をプラスしても美味しいです。)
  2. 大根に火が通ったら、小さく切った豆腐と冷凍庫から取り出した豚ひき肉を一緒に入れて煮込み、少量のめんつゆで味を整えます。
    水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がりです。

豚ひき肉の離乳食は下ごしらえをして後から仕上げ

茹でて下ごしらえした豚ひき肉で簡単離乳食

豚ひき肉を茹でて下ごしらえさえしておけば、加熱した野菜に混ぜるだけ、スープに入れるだけで、どんなメニューも簡単に調理することが出来ます。

野菜も予め電子レンジでチンしておけば、フライパンに油を引く必要もなくなるので、余分な油を子供に与えなくても済みますし、なによりも忙しい育児の合間の調理時間が短縮することが出来ますね。

冷凍した豚ひき肉があれば、一見手の混んだものに見える料理も、盛り付けるだけで簡単に調理することが出来ます。

冷凍しておいた豚ひき肉、同じく湯むきをしてタネを取って冷凍しておいたカットトマト、ミックスベジタブルがあれば、和えるだけで簡単にトマトソースやホワイトソースの具を作ることができます。
トマトソース、ホワイトソースなども予め冷凍しておいたものがある場合は、全ての材料を混ぜ合わせて、軟飯の上に乗せてチーズを掛け、トースターでチーズに軽く焦げ目がつくまで焼けば、あっという間に「ドリア」の完成です。

豚ひき肉だけでなく、他の食材も下ごしらえして冷凍しておけば、冷凍庫から取り出した食材にパパッと味をつけて仕上げをするだけで、簡単に離乳食が作れてしまうので、忙しい主婦の方にはぜひ試してみて欲しい方法です。

下ごしらえしてあると安心!ひき肉離乳食の完了期メニュー

離乳食完了期になると、赤ちゃんの消化機能も発達し、咀嚼の力もついてくるので、大人が食べている形や味に近いメニューも充実してきます。

しかし、やはりお肉を使う時には余分な脂肪分はカットしてあげたいので、この時期の離乳食も、豚ひき肉はサッと茹でて下ごしらえをしておくことが大切。

ひき肉を下ごしらえすることは、調理の時短につながるだけでなく、お肉の臭みをとる効果、余分な脂肪分を落とす効果、生焼けを防ぐ効果がありますので、まだまだひと手間かけてあげましょう。

大人と同じような餃子を食べるのはまだ早いですが、餃子の皮、豚ひき肉、みじん切りにしたキャベツ、ミックスベジタブルなどを一緒にスープで煮込んで醤油で味付けすれば、大人は「焼餃子」、赤ちゃんは「水餃子風スープ」など、一緒のメニューを楽しむことができます。

軟飯と豚ひき肉、人参、ピーマンを少量の油で炒めて塩で味をととのえれば、見た目はもう、「チャーハン」そのものです。
ぜひ休日のランチに、家族で仲良くチャーハンを食べてみてください。

ハンバーグを作る際には、豆腐と混ぜてパサパサ感を減らしたり、裏ごしした野菜をハンバーグソースに使用してとろみ代わりにするのがおすすめです。

離乳食完了期になると、このように家族みんなで同じようなメニューを楽しむことができるようになるので、離乳食卒業まで、離乳食作りをとことん楽しみたいですね。